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ポンパドゥール候爵夫人 ロココの女王 の商品レビュー

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2010/08/12

18世紀フランス、ルイ15世の公式愛妾としてヴェルサイユに君臨したポンパドゥール伯夫人の一生を、その時代背景と共に華麗な人間関係や様々な思惑(時に著者の思惑?)をゴブラン織りにしながら、宝石や花々で彩る一代絵巻。かぐわしきロココの香りがしてくる内容でした。宮廷生活に臆することなく...

18世紀フランス、ルイ15世の公式愛妾としてヴェルサイユに君臨したポンパドゥール伯夫人の一生を、その時代背景と共に華麗な人間関係や様々な思惑(時に著者の思惑?)をゴブラン織りにしながら、宝石や花々で彩る一代絵巻。かぐわしきロココの香りがしてくる内容でした。宮廷生活に臆することなく、自らすすんで人生の荒波(自分で望んで、のコトですが)に立ち向かい頂点に登りつめていく様はあっぱれであります。女性も自分の夢(野望?)に向かって進むべきです!!などとヘンに前向きになれるはず。 この一冊に出会ったおかげで、かなりロココに対しての見方が広くなりました。著者の「ロココ」や「ポンパドゥール夫人」に対する思い入れたっぷりの愛すべき本。当時の生活様式一般についての知識も豊富で、オススメです。フランス、ヴェルサイユ宮殿に観光に行く前に一読すると尚好し、です。

Posted byブクログ