自閉症の僕が残してきた言葉たち の商品レビュー
健常児だってあんな言葉巧みに文や詩を書いたりすることはできないと思うから、作者自身の才能や能力に、感性に、そして東田さんのお母さまに、只々脱帽します。
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※このレビューにはネタバレを含みます
2014年現在22歳になっているであろう、自閉傾向のある筆者が子供の頃に書いたお話や詩を、中学3年生の時に振り返って解説している本です。 筆者の視点から、他人と違うと言うことと、その違いを家族や友人がどのように受け入れてくれるのか、そして筆者が小学生の時それをどう感じていたのか、少しうかがい知ることが出来ます。 この本を読んだだけですべてが理解できるとは思いませんし、自閉症の人がすべて筆者の様とも考えませんが、認知症をみていく上で、世の中で生きていく上で、人と違うことをどのように受け入れてやっていくかのヒントになる本だと思います。
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先生からのリクエストで購入した本。 帯から 「僕は会話ができません」 4才の時に時に知った“文字表現”で文章や詩の中で会話をしてきた僕 最悪の時も前を向いていく 自閉症の直樹は書き続けます。 そして、帯には1編の詩が書かれています。 僕は昔 夢を見た クラスの中で...
先生からのリクエストで購入した本。 帯から 「僕は会話ができません」 4才の時に時に知った“文字表現”で文章や詩の中で会話をしてきた僕 最悪の時も前を向いていく 自閉症の直樹は書き続けます。 そして、帯には1編の詩が書かれています。 僕は昔 夢を見た クラスの中でみんなと笑って話している 夢から覚めたとき 僕は泣いた -夢 より- この詩はきっと多くの人の胸を打つでしょう。 このたった数行の詩に含まれている願望 そしてそれは決して叶わぬ夢 私もグッと来てしまいました。 どんなに欲しくても決してかなわない。 夢の中で幸せだったからこそ 目が覚めたときの絶望感は大きいと思います。 でも直樹君はすごいです。 “ビッグイシュー”と言う雑誌に、直樹君のエッセーが連載されています。 ワタクシもいつも読ませていただいています。 分類 918/ヒ
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