M&Aファイナンス の商品レビュー

笹山幸嗣,村岡香奈子【著】

2023/10/27

M&Aファイナンスに携わるならば、ほとんど必ず読むことが推奨される書籍。実際、クレジット分析やストラクチャー、契約等の全般に関する過不足ない解説がなされるとともに、実務感覚まで記載があり、読み返して習熟するに足る良書と思われる。
出版から時間がたち、最新のスキームや経済条件とは若干乖離が見られるものの、実務をしていれば自然とアップデートされるので、あまり気にならない。意外と契約の部分が丁寧に書かれているのもよかった。

2021/11/06

思ったより平易に書かれてて取っつきやすい。担保契約の章は契約書の頭みたいな用語の定義を章の頭に用意するとかしてくれるともっと読みやすい。てか何でつけてくれないん？

2020/02/11

少ない自己資金でレバレッジを効かせて買収
pfと似てるが前者のほうがキャッシュフロー読みやすい、ノンリコもリミテッドもあるが後者はノンリコ。
買収者の信用力＝リコース
買収対象会社の信用力＝ノンリコ
バイヤーが自己資金だけでなく対象会社のキャッシュフローに依拠して調達＝lbo
株式譲渡は簿外債務もうつる
既存借入もリファイする
シニアローンが1番大きい
シニアと普通株のあいだがメザニン
loi letter of intent 基本合意書
コミットメントレターにはタームシートに近い主要条件あり
アンダーライト＝貸付義務の引受
インフォメーションメモランダム＝参加金融機関が案件検討するために配布するもの
tlbはリファイ前提のbullet

2019/06/21

M&Aファイナンス実務について書かれた国内向け書籍としては随一ではなかろうか。読者対象はレンダー寄りで内容は高度に専門的、全方位的ながら論点網羅もされているので、読み解くには一苦労ではあるが実務手引書としては相当有益だ。M&Aはオーダーメードディールなので、本書に概説される事柄の何を採択して何を割愛するかはアドバイザーや弁護士と相談が必要だが、M&Aファイナンスに携わる方は手元においておくと良いだろう。

2012/05/05

M&Aについての良書。
買収ファイナンスの教科書として使っていました。

第1章　買収ファイナンス総論
第2章　ファイナンスのストラクチャー
第3章　買収ファイナンス契約
第4章　公開企業買収と買収ファイナンス
第5章　仮想ケーススタディ
第6章　買収ファイナンスの将来展望

2011/09/19

ローンレンダーとしての視点で、ファイナンスの理論、実務に言及してある。あまりこういう類の本はないので、非常に参考になった。

2011/05/14

日常業務の中で参照する教科書的な本。内容はMAとは?的な入門からストラクチャーの説明、法務（中でも詳しい）に関する記載まで広範にカバーしている。現在この分野でここまで書いてあるのはまだないのではないか。それでも本書は中級レベルと理解しているので、今年中には必要ないものとしたい。