ロミオ の商品レビュー

ロバートエリス【著】,東野さやか【訳】

2010/05/09

私の嫌いな女性主人公ものの現代ハードボイルドだが、なかなかの佳作。次回作に引き継がれそうな主人公にまつわるサブエピソードもちゃんと解決し、スッキリ感あり。

2009/10/07

シリーズの第一作目らしいです。
連続殺人とリーナの弟の未解決事件。この２つの事件が繋がっていくのですが、解決に近づいていくにつれて、用意周到に伏線が張られていたことに気付きました。すごい！
個人的にはロミオの最初の標的だった同僚女性に感情移入してしまって、ある場面では泣きそうになった。背中を向けられるのって寂しいよね。

2011/12/27

日本では初登場の作家の作品。あらすじは「美女ばかりを狙った残忍な暴行殺人鬼「ロミオ」の出現に、ロス市民は恐怖のどん底に突き落とされた。殺人課刑事リーナ・ギャンブルはベテランの相棒と捜査に全力を尽くすが、狡猾な犯人はなかなか尻尾を出さない。だがやがて、リーナの家族の暗い過去と事件の不可解な繋がりが明らかになると、事態は一転。彼女自身にロミオの魔手が迫る! 美しき女性刑事vs.暴行殺人鬼の極限死闘! 新鋭が放つ、衝撃のサスペンス」というもの。タイトルとロマンス小説(失礼!)のような表紙に敬遠していたあなた、この本は読み逃せません。最後まできっちりと楽しめることを請け合います。

2009/10/04

読み始めると続きが気になって仕方ない…
主人公の女性刑事リーナ・ギャンブルは、猟奇的な遺体が発見された事件の捜査にあたる…
最初は単純な事件とも思われたが、やがてそれは“連続殺人”ということになり、5年前に発生して未解決で終始しているリーナの弟、デイヴィットが殺害されてしまった一軒とも絡まる…
序盤の展開が緩慢な感じもしないではないが、段々そういう不満は遠ざかり、のめり込んでしまう…