NPOの資金づくりがわかる本！ の商品レビュー

田中尚輝【著】

2023/02/11

・無償ボランティアばかりで活動している団体は約三割（一万団体）
・お金は必須。年間500万円以下は約5割。全体の1〜2割は開店休業状態。500万円から自治体からの事業委託、助成金ができるようになってくる。
・多様な収入の仕組みを考える
・しっかりと会員拡大すること。ミッションをしっかりと。会員参加型の運営（お客さんではなく同志）。会員のメリットを構成（会員が大事にされていると感じられるようにする）
・役員・職員は大胆に多方面からの人材を確保することに力を注ぐ

2021/07/24

田中尚輝さんというのはNPOに関して非常に尽力された伝説的といってもいいような方と私は理解しているのですが、その方が２００８年に書かれた、NPOの資金作りの解説本。「非営利団体のNPOがお金のことを言うなんて」みたいな雰囲気がどうしてもあるけれど、資金抜きでNPOは継続的に運営できない。真に世の中のための理念と信じて活動するのであれば、資金枠組みをしっかりして、まわる仕組みを作っておかなければならない。

2018/09/30

サブタイトルは「リーダーが知っておくべき成功のポイント」。

それはすなわち資金づくりというわけで、本書では資金作りのノウハウ、活動を維持継続するためのお金の大切さ（それは当たり前のことだと思うのだけれども、ＮＰＯ活動に携わる人々は、お金を軽視する傾向があるらしい）を説くとともに、リーダーとしての心構えを述べた本。

要はメゲずにガンバレということのようだけれども、ナルホドという点が多々あり。

2011/05/07

ＮＰＯのファンドレイジングを検討する上で、原理・原則をおさえる上で役立つ本だと思う。

ＮＰＯのファンレイジングを計画・実施する人には
第１章　資金調達の壁をどう乗り越える？
第２章　①資金調達で必ず必要な４つのステップ
には目を通しておくと役に立つと思う。

ただし、それ以降に記載されている資金調達に関する
②寄付・③事業収入・④借入金など
の内容は、作者のバックグラウンド（社会福祉系）に基づくアドバイスが多いので参考程度に。