りんごのおじさん の商品レビュー
・試行錯誤を繰り返し、何度も失敗を重ね、りんごの木も枯れていく中で、自分の信念を通し、自然栽培にこだわり続け、とうとうりんごが収穫できるようになる展開は実話だけ胸にせまる。 ・鈴木まもるの挿絵もやわらかく、おじさんのりんごに対する愛情がつたわってくる。 ・環境学習や食の安全・自然...
・試行錯誤を繰り返し、何度も失敗を重ね、りんごの木も枯れていく中で、自分の信念を通し、自然栽培にこだわり続け、とうとうりんごが収穫できるようになる展開は実話だけ胸にせまる。 ・鈴木まもるの挿絵もやわらかく、おじさんのりんごに対する愛情がつたわってくる。 ・環境学習や食の安全・自然栽培などのテーマでの読み聞かせにも活用できる。
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絶対不可能といわれた林檎の無農薬栽培に成功した木村秋則さん。 NHKプロフェッショナルをまとめた「奇跡のりんご」 自身の手による「すべては宇宙の采配」 そしてこれは、子供達のための絵本である。 彼が困難のやりとげたこと その努力と妥協のない真摯な生き方もすばらしいが、 さらに...
絶対不可能といわれた林檎の無農薬栽培に成功した木村秋則さん。 NHKプロフェッショナルをまとめた「奇跡のりんご」 自身の手による「すべては宇宙の采配」 そしてこれは、子供達のための絵本である。 彼が困難のやりとげたこと その努力と妥協のない真摯な生き方もすばらしいが、 さらに素晴らしいのは、りんごの栽培を通して、自然の摂理、生命や自然への畏敬へたどり着いたところなのではないかと思う。 彼はりんごの実をならせる。 けれど彼は「俺がならせてるんじゃない」という。 全部は自然がやっていることで、自分はその手伝いだと。 彼は実だけを見ない。 彼は根を見る。土を見る。土を作る空と風と雨を見、そこになにか多いなるものの存在を感じ、それに頭をたれる。 それは古代より私達日本人が感じていたであろう感覚であり、 そしてまたこれからも受け継がれていくべきものである。 絵本という形で、その精神が次の次のそのまた次の世代にまで、無意識の直ぐ隣という慣れ親しんだ近さで伝えられつづけることを願ってやまなし。
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絵があったかみがある。 りんごの皮のグラデーションがきれい。 雑草を生やしたままでも、時としていい場合もあるんだなぁ。 いい話だった…。
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