こんなことでよろしいか の商品レビュー
久しぶりの佐藤愛子。たなぞうで愛子センセイが80代も後半ときき、驚いてしまう。自分の歳を棚に上げていい気なものだけれど、いつだったかTVでインタビューに答えていらした姿はお元気そうで、あまりお歳を意識しなかったのだ。というわけで、図書館でみつけたこの本。今の世の中に怒りつつもあき...
久しぶりの佐藤愛子。たなぞうで愛子センセイが80代も後半ときき、驚いてしまう。自分の歳を棚に上げていい気なものだけれど、いつだったかTVでインタビューに答えていらした姿はお元気そうで、あまりお歳を意識しなかったのだ。というわけで、図書館でみつけたこの本。今の世の中に怒りつつもあきらめも感じたり、しかしやはりこれでいいのかと言わずにいられない愛子センセイ。書いても書いても伝わっていないと自身の力のなさを嘆いておられるが、その姿勢が必ず周囲の人達に伝わっていると思う。お元気で書き続けていただきたい。
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「怒りの愛子」こと佐藤愛子先生が、恩年85歳、世の中の非常識に物申し老兵の進軍ラッパを吹き鳴らす。 先生は、今の日本人が他人を忖度することができなくなってきていることを非常に嘆いています。 かつては日本特有の美徳であった「惻隠の情」をもう一度思い出してほしい、そしてそれが...
「怒りの愛子」こと佐藤愛子先生が、恩年85歳、世の中の非常識に物申し老兵の進軍ラッパを吹き鳴らす。 先生は、今の日本人が他人を忖度することができなくなってきていることを非常に嘆いています。 かつては日本特有の美徳であった「惻隠の情」をもう一度思い出してほしい、そしてそれが「おとな」というものだと 雑誌『ゆうゆう』に連載されたエッセイを書籍化したものなので、一話ごとが短いので読みやすいです。 でも、個人的には以前の先生の勢いがなくなってきたかな・・・と 本当の「怒りの佐藤愛子」(このキャッチフレーズにももう飽き飽きだと嘆いていましたが)をお読みになりたい方は、中年時代の先生のエッセイを読まれることをお勧めします。
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さすが佐藤愛子先生。おいくつになられてもお元気。 古臭いといわれてもわたしはこの本に共感するなあ>夫婦間のことも。
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80代を迎えての愛子先生は、まだまだ吠え続ける。さすがだ。 昔からの友人は「あんた、まだ仕事してんのか、しぶといね」 痛快な語り口が電車の中での読書にぴったり。頭を使わず、ソウダソウダと笑い、そしてすぐに内容も忘れてしまう。私も老兵のしんがりなのだ。
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