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泳いで帰れ の商品レビュー

3.7

25件のお客様レビュー

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2024/03/20

敬体と常体の使い分けが絶妙。 朝の習慣を楽しみに待つ自分がいた。 ツッコミも冗談も面白く、公共の場であってもお構いなしに何度も笑ってしまった。 野球にかなり手厳しい。笑 ちょっと言い過ぎ?笑と感じる描写も多々あり。

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2023/11/14

アテネ五輪の観戦記ということで、結構な時が経っていますが面白く読みました。表題の「泳いで帰れ」のところで笑ってしまう。「確かに!わかるわかるw」ってクスッとなる。努力しても結果が伴わない事もあります。五輪に限らず選手の皆さんには、悔いなく戦ってほしいと思い、心から応援しています。...

アテネ五輪の観戦記ということで、結構な時が経っていますが面白く読みました。表題の「泳いで帰れ」のところで笑ってしまう。「確かに!わかるわかるw」ってクスッとなる。努力しても結果が伴わない事もあります。五輪に限らず選手の皆さんには、悔いなく戦ってほしいと思い、心から応援しています。が、奥田さんの野球愛ゆえの「泳いで帰れ」に拍手です。強くなってほしいという奥田先生の思いが伝わりました。

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2022/10/14

奥田英朗にしては珍しいエッセイ、アテネオリンピック旅行観覧記。慣れないせいか言い回しが心もとない。村上春樹がシドニーオリンピックのエッセイを書いてたけど、こちら俗っぽくって容赦がない。野球観戦が目的だったようだが日本チームを「そこまで言うか!」と思うぐらいけなしてた。最後の捨て台...

奥田英朗にしては珍しいエッセイ、アテネオリンピック旅行観覧記。慣れないせいか言い回しが心もとない。村上春樹がシドニーオリンピックのエッセイを書いてたけど、こちら俗っぽくって容赦がない。野球観戦が目的だったようだが日本チームを「そこまで言うか!」と思うぐらいけなしてた。最後の捨て台詞がタイトルになっている。

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2018/11/04

流れで、アテネ五輪の観戦記も読んでみた。こちらはまとまりがあってさらに面白い。野球に出場していた選手の名前が懐かしい。現役なのは松坂と福留、そして上原は?

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2017/07/10

アテネオリンピックの観戦記を北京・ロンドン・リオが終わってだいぶ経つというタイミングで読む ってかアテネから13年?ウソでしょ? オリンピックの楽しさと苦さをクスリと笑わせながら熱く語っていて、自分も次の東京オリンピックは1種目でもいいから生で観よう!と思った ミーハーと呼ばれよ...

アテネオリンピックの観戦記を北京・ロンドン・リオが終わってだいぶ経つというタイミングで読む ってかアテネから13年?ウソでしょ? オリンピックの楽しさと苦さをクスリと笑わせながら熱く語っていて、自分も次の東京オリンピックは1種目でもいいから生で観よう!と思った ミーハーと呼ばれようがいいの、旅とスポーツはいいぞう、と晴れ晴れとした気持ちにさせてくれる でもやっぱり先頭打者と3番がバントはつまらんよ、泳いで帰れも納得

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2017/04/28

アテネオリンピックの観戦旅行記。エッセイは最近それほど読まないのだが、歳をとって人の考えなどにあまり興味を持たなくなったせいかも知れない。エッセイを1冊、最後まで読み通してみると、最後には筆者の人柄が、手で触るような感覚ですこし分かってくる気がする。本書を手に取ったのは、なにか少...

アテネオリンピックの観戦旅行記。エッセイは最近それほど読まないのだが、歳をとって人の考えなどにあまり興味を持たなくなったせいかも知れない。エッセイを1冊、最後まで読み通してみると、最後には筆者の人柄が、手で触るような感覚ですこし分かってくる気がする。本書を手に取ったのは、なにか少しひっかかるタイトルだな、と思ったからだが、なるほどそういう意味か、と最後のほうでわかった。もうすっかり忘れていたが、たしかにアテネオリンピックの時、そういうことがあったような気がする。こんなタイトルにしたというのは、よっぽど強い感情だったんだろう。個人的にスポーツ観戦全体への興味が50%ぐらいしかないので、全面的に共感はしないが、日本のプロ野球については確かにそういう面があるように思う。わざわざ言わなくてもいいことを言えば、そういうのも含めて、だから日本のプロ野球というものにはまったく興味も関心もない。 ギリシャにはちょっとした思い出がある。30代、スイスで働いていた時、ギリシャを旅行した。空港でレンタカーを借りて、どこだったか覚えてないが、とある海岸沿いの道路で駐車違反の切符を切られた。無視などせずに、ちゃんと警察署に行って、ギリシャ語は全く理解できないまま、身振り手振りで罰金を払った。なかなか珍しい経験だろう。あとは、本書にもちらっと書いてあるが、野菜の美味しさには驚かされた。トマトがちゃんとトマトの味がして、子供のころ食べた味の記憶を鋭く呼び起こされたことは今でも忘れられない。もう行くことはないだろうけど、親近感を持つ国の一つだ。

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2017/03/31
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アテネ五輪の観戦記のはずなのに 「泳いで帰れ」ってどういう意味かと思っていたら アテネ五輪野球の日本代表に対する著者からの怒りの メッセージだったのですね。 アテネ五輪観戦記と言いつつ野球日本代表の話がメイン。 金メダルは取れなかったと記憶しているものの 内容はどんな感じだったかは全く忘れていました。 ただ試合内容については詳細に語られておらず むしろ著者が観戦している時の周囲の様子などの方が 事細かに語られておりそれはそれで面白いです。 著者が怒り心頭な3位決定戦のシーンは全く覚えていませんが 言いたいことは分かりますし同感です。 アテネ五輪の頃から中韓との軋轢ってあったんでしたっけ? アテネで出会う様々な国の人の国民性から領土問題なんかの 話に結びつけたりして独特な旅行記となっています。 前にも書きましたがスポーツの話って昔の話でも 色褪せていなくていいですね。

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2016/04/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

小説家、奥田英朗さんの、2004年のアテネオリンピックを観に行った時の事を書いたエッセイ。 オリンピック観戦のスポーツエッセイとしても、ギリシアの観光エッセイとしても、かなり秀逸なんではないでしょうか? めちゃくちゃテンポ良いです。すいすい読めます。 で、奥田さん、か~なり辛口の文章。本音ズケズケで、めっちゃ容赦ない感じ。え?そこまで言っちゃっていいの?ってとこまで、言っちゃってる感あり。 でも、そこがまた凄いおもろいんですよね。 ここまで辛口の文章を書くという、自分の言動への責任感がカッチョエエなあ~と思った次第です。 自分の発言に責任を持てる大人って、素敵ですよね。 で、間違いなく言いたい放題ズケズケ辛口文章なのですが、しっかりと愛がある文章だと思うんです。愛ある辛口。 だからこう、優しいんですよね、ちゃんと。そこがまた、素敵なんです。 奥田さんはドラゴンズファンだそうですが、 現在の2016年の中日ドラゴンズを、どんな思いで見ているんだろうなあ? そんなことが、ちょっと気になったのでした。 ちなみに、奥田さんは、落合博満元監督(現GM)は、好きなんだろうか、、、僕は、落合さん、大好きなので。 そんなことも、だいぶ気になったのでした。

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2015/10/29

タイトルの『泳いで帰れ』の意味が解ったとき なるほど~!と大きくうなずいてしまった。日記のように綴るよりも タイトルをつけたエッセイ型式の方がよかったのになと思ったけれどやはり奥田さん、面白い。

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2013/09/10

「泳いで帰れ」の意味がわかった時は痛快でした。 直木賞作家だから、けっこう影響力あるでしょうに 辛口なことも書いたりしてて、それがかえって 好感もてます。本気で観戦したのだと。 クスっと笑える、おもしろい作品。 人を笑わせるモノを書くって、きっと難しいのだろうな。

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