名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方 の商品レビュー
この本はもう、本当に好き。 本来解説のために読むのだと思うけれど、解説のための広告コピーが、どれも良い。 アシックス創業者のコピーは素晴らしい、の一言に尽きる。 紙媒体しかないのが、悔やまれる。
Posted by
広告のコピーを題材にしてどのような文章がいい文章なのかを考える書です。 気になったのは、以下です ・文章は書くものではない 読んでもらうものである ・目的を果たしてこそ、言葉です ・いい文章ほど書くのは簡単ではありません 難儀なことに、書くこと以上に難しいことがありまして...
広告のコピーを題材にしてどのような文章がいい文章なのかを考える書です。 気になったのは、以下です ・文章は書くものではない 読んでもらうものである ・目的を果たしてこそ、言葉です ・いい文章ほど書くのは簡単ではありません 難儀なことに、書くこと以上に難しいことがありまして、それは読んでもらうことです ・書いたものは最後まで読んでもらえるように工夫して書かなければなりません ・書き上手になろうと思うな 聞き上手になれ ・何かを始めたらトコトンやらなければ気がすまなかった ・人と同じことを思い、人と違うことを考えよ ・読んでもらうためにはどのくらいの分量が適切かを決めなければなりません。少なすぎては説明がたりない、多すぎてはめんどくささを感じさせ、読んでもらえない ・話の中身を整理する、文章を整理する ・デザインの一工夫は読んでもらいたいという気持ちの表れです 読む人へのサービス精神の表れです 目次 はじめに 文章への入口 第1部 話の中身 第2部 表現の方法 第3部 話の見つけ方 第4部 発想の方法 第5部 基本は説明力 第6部 勉強の方法 ISBN:9784532194499 出版社:日本経済新聞出版社 判型:文庫 ページ数:256ページ 定価:667円(本体) 発売日:2008年07月01日
Posted by
感想 注意を引くところまではデザインの仕事。読んでもらうのはコピーの仕事。言葉をどうやって伝えるかが重要になる。次から次へと言葉を求めてもらう。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「「春はまもなくやってきます。」、「無からの創造ではなく有の発見」、「失敗の履歴書」、「いい話が聞けるまで、聞きなさい、待ちなさい」、「幕の内弁当は世界に誇るグッドデザインである」
Posted by
優れた広告の事例とともに なぜその広告コピーが素晴らしいのか わかりやすく説明してくれていて どのように考えて 言葉や文を組み立てていけば良いか 丁寧に書かれていて 実際に自分が文章を書くときに すぐに取り入れられるようなヒントがたくさんあった 「一行目は二行目を読みたくな...
優れた広告の事例とともに なぜその広告コピーが素晴らしいのか わかりやすく説明してくれていて どのように考えて 言葉や文を組み立てていけば良いか 丁寧に書かれていて 実際に自分が文章を書くときに すぐに取り入れられるようなヒントがたくさんあった 「一行目は二行目を読みたくなるような 二行目は三行目を読みたくなるような 文章を書きなさい」 文章を書くということは それを読む相手が必ずいるということ 読み手が魅力を感じる 伝えることを常に意識して 自分の綴る文章が 誰かに届くように書けるように
Posted by
名作コピーを取り上げ、それはなぜ名作なのか、そしてそういった文章を書くにはどうすればいいのかを解説している本。 私はたとえユーモアがあっても、長文は読まない。 だから、短文で目に飛び込んでくるコピーが興味深かった。 取り上げられていた中で一番すごいと思ったのは、日本ペットフー...
名作コピーを取り上げ、それはなぜ名作なのか、そしてそういった文章を書くにはどうすればいいのかを解説している本。 私はたとえユーモアがあっても、長文は読まない。 だから、短文で目に飛び込んでくるコピーが興味深かった。 取り上げられていた中で一番すごいと思ったのは、日本ペットフードの広告。 「死ぬのが恐いから飼わないなんて、言わないで欲しい。」 そしてそれに続く文章。 「いつかはいなくなる。でもそれまでは、すごく生きている。すごく生きているよ。」 「犬たちは、あなたを悲しませるためにやっては来ない。あなたを微笑ませるためだけにやってくるのだと。」 ペットを飼うのを不安に思っている人、かつては飼っていたが今は飼っていない人、今飼っている人すべての本心を表してしまった。 これが心に来る文章であったり、著者のいう「気持ちの代弁」だ。 加えて、このコピーを見た人の中には救われた人がいるはずだ。 本心の代弁であり、それによって救われること。 これが名文の条件の1つであるように思う。
Posted by
名作と呼ばれるコピーを解体し、論理的に説明してくれる一冊。自分の文章作成にどう活かせるか、コピーライターとして日々どういう姿勢でいるべきなのか、分かりやすく解説してありとても為になりました。
Posted by
”コピーライター 鈴木康之さんの2008年の著書。響く言葉があったのでメモ。 特に、はじめに の物乞いに贈った話と、最終章まとめの「幕の内弁当」の話に、グッときた。 <キーフレーズ> ★春はまもなくやってきます。 でも、私はそれを見ることができません。(p.13) ※詩人ア...
”コピーライター 鈴木康之さんの2008年の著書。響く言葉があったのでメモ。 特に、はじめに の物乞いに贈った話と、最終章まとめの「幕の内弁当」の話に、グッときた。 <キーフレーズ> ★春はまもなくやってきます。 でも、私はそれを見ることができません。(p.13) ※詩人アンドレ・ブルトンが物乞いに贈った言葉。「私は目が見えません」から変えることを提案。 目的を果たしてこそ、言葉! ・でも新しい言葉を作り出そうというのではありません。すでにあなたのまわりにある言葉の中から見つけ出すだけの作業です。(p.27) ・起承転結(p.47) ※起…「そうだね」という同感 結…「そうだなぁ」と頷かせ ・女性は液体である(p.139) ※角田誠さんの作品。え!?と思わせるコピー ★いい話が聞けるまで、聞きなさい、待ちなさい。ぜひだれかに聞かせたい、という強い衝動に襲われるまで待ちなさい。 ・皿の上の魚と目を合わせたように思ったことはもちろん、顔として見たこともなかった私は、生き物を見る甥っ子の目に物を見るときの独自の目のだいじを教わりました。(p.148-149) ※「人と同じことを思い 人と同じことを考えよ」の例。ぜひだれかに聞かせたい、の例でもあるなぁ。 ★岡本さんのJTのコピーのような、短いけれど人の「なるほどね」を引き出すようないい文章は、(略)思いついたら忘れないうちにメモ帳かケイタイにでも書き留めて、ゆっくり書き直しながら名句に仕上げていくといいですね。(p.160) ・一年で、いちばんはじめに届けられるプレゼント。(p.179) ※うまい! ・日本一 めんどくさい さくらもち(当社比) (p.186) ・しかし、「表現」の仕事は人によって差が出てきます。気持ちというか心というか、書き手の人となりによって文章の出来が違ってきます。(略)広告主企業から信頼され、任される次元の仕事で、優れたコピーライターはここに夜を徹してエネルギーを集中し、名誉を賭けます。(p.140) ★文章は書くものではなく、読んでもらうものです。 読む人が知ってトクするように、読んで満足するように、書きなさい。 (略) あなた自身が感動した話、読む人がきっと喜ぶ土産話を聞かせなさい。 (略) 親切に、丁寧に、読んでもらいたいという気持ちを込めて書きなさい。 サービス精神たっぷりの、見た目にいい文章に仕立てなさい。 書き直しなさい。文章を書くとは、書き直すことです。 (略) 書き直せば、いい文章は、幕の内弁当のように仕上がって、読む人の前に出ます。(p.250-251) <きっかけ> ・コピーライティング体験講座を聴きに行くにあたって読んだ。”
Posted by
これはサブとして紹介。 (文章を書く人の必読本で保存版) Vol.70 ぬるい文章は誰も読まない。ゆでがえる脱出読書法! http://www.shirayu.com/letter/2010/000135.html
Posted by
P56 帝国ホテルのコピーが好き。P150 日本ペットフードのコピーも。[private]東京オフ旅行で購入。[/private]
Posted by