誰でも歩ける中山道六十九次 上 の商品レビュー

日殿言成(著者)

2014/01/01

「誰でも歩ける…」とタイトルにあるとおり、方向音痴の自分にも「ちゃんと一人歩きできる、やさしい中山道ガイドブック」。
この大きさで3冊なので、もし文庫本サイズで発行されていたら何巻になっていたかわかりません。
「それでも文庫本サイズだったらなぁ」と、中山道出発前に何度思ったことか。
結局自分は、持ち歩き用にカッターでバラしました。(読み用にもう一冊、これから購入します)
これで歩く分だけ持ち出せるし、二つ折りにしてコンパクトに出し入れできます。

まだ中山道を歩き出して間もない自分ですが、よく歩いている道に自信が無くなるのでこの本を見直すこと数回。
「この道で大丈夫、本にこの目印が書いてある！」と何度も助けられました。
病気と闘いながら文字通り命懸けで本を作った作者。亡くなった今でも、本を通して旧道を歩く人たちを見守っていてくれているかのようです。