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ヤクザマネー の商品レビュー

3.5

13件のお客様レビュー

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2020/04/04

ベンチャー企業に「速いカネ」を提供する組織。 速い、つまり面倒な手続き、コンプライアンスがない。 確実に期日に入金。ある意味「信用できる」。 そして、そういう確実で速いカネへの見返り、それもまた面倒な手続きやコンプライアンス抜きで提供される。 誰が損をしているのか。我々は何のた...

ベンチャー企業に「速いカネ」を提供する組織。 速い、つまり面倒な手続き、コンプライアンスがない。 確実に期日に入金。ある意味「信用できる」。 そして、そういう確実で速いカネへの見返り、それもまた面倒な手続きやコンプライアンス抜きで提供される。 誰が損をしているのか。我々は何のために面倒な手続きやコンプライアンスを死守しているのか。 10年前の本。当時と今とではベンチャーの資金調達環境は違う。が、違わないともいえる。 それにしてもNHK取材班、強し。 「ヤクザに独自のネットワークを持つ記者」とかふつうに書いちゃってる。

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2013/06/08

さすがNHK。権力の犬となって取材する姿が痛ましい。 内容はちぃっとも深みがない。 闇株新聞の方がよほどタメになるよっ!全く

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2013/06/05

株はやっぱりコワイ シンプルに考えるとさもありなんという感じ。 もっと知りたくなりました。暴排条例の抑止力は如何ほどなんだろうか

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2012/09/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ヤクザの資金源の潮流が変化している。暴対法の改正に伴い、ヤミ金や風俗などによる上納金等だけでは運営しきれなくなった。 いまや一般の仕業や個人投資家がヤクザのビジネスパートナーとなり、資金を運用する事で運営資金を作っている。 この実態に迫った本書はインタビューの内容などが細かく、リアルな内容であるが、結局のところ上記内容を詳細に記述しているに留まり、特段驚きや新しい発見というのは無かった。 強いて言えば、プロの投資家や企業参謀がヤクザ関係者と関わるそのきっかけは、些細な金銭取引などによるものだということが改めて勉強になったかな。

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2012/04/10

こんな世界も在るのかと思った。 表も裏も上に行くと、カネを作れる奴が偉いってことか。 銀行もベンチャーキャピタルも融資してくれないベンチャーにとっては、ただの悪ではなく、必要悪のような気もする。。。 非合法だし、イカサマしてはいるんだけどさ、楽して稼ぐといよりは頭使って稼いで...

こんな世界も在るのかと思った。 表も裏も上に行くと、カネを作れる奴が偉いってことか。 銀行もベンチャーキャピタルも融資してくれないベンチャーにとっては、ただの悪ではなく、必要悪のような気もする。。。 非合法だし、イカサマしてはいるんだけどさ、楽して稼ぐといよりは頭使って稼いでいるように見える。

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2012/04/04

2011の暴対法以降で状況がかなり変わっているはずなれど、不可知の闇は確実に存在するという揺るぎのない事実に恐怖する。誰にも迷惑をかけていないという免罪符はしかし大局的にみれば無効である。ただしそのグローバルな経済発展の阻害と、個人の欲望=金儲けの希求には大きな隔たりがある。この...

2011の暴対法以降で状況がかなり変わっているはずなれど、不可知の闇は確実に存在するという揺るぎのない事実に恐怖する。誰にも迷惑をかけていないという免罪符はしかし大局的にみれば無効である。ただしそのグローバルな経済発展の阻害と、個人の欲望=金儲けの希求には大きな隔たりがある。このような無理解はどこにでもある。そのことにまた恐怖。

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2011/03/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

今どきのヤクザは株の売買からベンチャーへの投資まで色々やってるらしい。「ヤクザは"必要悪"ではなく"必要"だ」なんて言葉も出てきたが、コレを読むとホントそうなのかも。日本経済においてヤクザのお金って結構重要なポジションを占めてる気がする。 特にお金を貸してもらえない新進のベンチャー企業にとってヤクザの"はやい金"はありがたいことだろう。 で、結局あれだけ巨額のカネをヤクザは最終的に何に使ってるのか?そこんとこがもう少し詳しく知りたい。

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2011/02/11

ヤクザのシノギに変化が起こっている。 新興市場に巣食うヤクザの実態を追ったノンフィクション。 ヤクザの巧妙な手口に空恐ろしさを感じつつも、その柔軟な思考に魅力を感じてしまう。

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2010/09/12

金融市場ゆがめる「黒いカネ」の正体に迫る 政治家、芸能人、起業家など、あぶく銭を追う人種が、いま「ヤクザマネー」に群がっている。株式市場や新興企業などを舞台にした黒いカネのうごめきをレポート。 ということで、NHKで放送された内容の書籍化とのこと。証券市場の裏側の奥の奥に隠れて...

金融市場ゆがめる「黒いカネ」の正体に迫る 政治家、芸能人、起業家など、あぶく銭を追う人種が、いま「ヤクザマネー」に群がっている。株式市場や新興企業などを舞台にした黒いカネのうごめきをレポート。 ということで、NHKで放送された内容の書籍化とのこと。証券市場の裏側の奥の奥に隠れて表には出てこないヤクザだけでなく、そうしたヤクザと表側のカタギとをつなぐ人々=共生者についても言及していることは今までにはあまりなかったかと思います。 ただ、裏側を深くつくという意味では、「粉飾の論理」なんかにくらべると、突っ込み具合がかなり足りないのが正直な感想です。「粉飾の論理では」メディアリンクス事件を題材に証券市場の水面下でうごめく人脈をかなり踏み込んで、その人脈をしっかり構造かしてまとめあげていた。それに対して、こちらは関係者に取材したところでほとんどの話がおわっていて、そこから何かを引き出すことをあまりしていません。だから、取材しっぱなし感が非常に強い。 それでいて、”現代は「拝金主義」に陥った社会”というストーリーのもと話をまとめようとしているところが気になりました。ヤクザマネーも新興市場でのマネーゲームも共生者の登場も、「拝金主義」の時代の空気に原因があるいいたげな感じ。 そういうストーリーに素材を乗っければ語りやすいし、全体がうまくまとまるし、その上何か示唆に富んだことを言っているような気になれる。でも、そのストーリーは本当なんだろうか。年寄りが「今時の若いもんは」というのと同じくらい根拠のないことなんじゃないか。しかも、安易にストーリーを作り出してしまうと、ストーリーにそわないことは排除されかねないし、そうなったらもう見えるものも見えなくなってしまう。 そういう危うさについて、無自覚すぎる気がします。安易なストーリーを設定してしまったことで、そこから先に進むことも考えることも放棄してしまった、そんな感じ。せっかくこれだけの関係者への取材を敢行したのに、とてももったいないと思います。

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2009/10/04

これ、すごく読みたかったんだよ!! 「シノギ」って、何かやっと分かった。。。 新神戸の駅前で毎朝いる人たちは、こんな儲け方してたのか。。。 もちろん、サブプライム前のできごと。。。バブルがはじけたときも銀行の支店長とかよくやられてたけど。。。 IT企業とかもねぇ。。。あり...

これ、すごく読みたかったんだよ!! 「シノギ」って、何かやっと分かった。。。 新神戸の駅前で毎朝いる人たちは、こんな儲け方してたのか。。。 もちろん、サブプライム前のできごと。。。バブルがはじけたときも銀行の支店長とかよくやられてたけど。。。 IT企業とかもねぇ。。。ありそうだなぁ。。。 怖いお金もあるからねぇ。。。「お金に色はない」。。。含蓄のある言葉だと思いませんか?

Posted byブクログ