木蓮荘綺譚 の商品レビュー
伊集院大介もの。 そうか、前半の登場人物の話は、(病んだ)精神世界の中の話なのか。古い大正から戦前の雰囲気。この雰囲気にはすっかり浸かれる。その反動が現代が現代には感じられない部分も。 それにしても、伊集院ものといえば精神の話というイメージが。ゾディアック前後の伊集院ものの中編本...
伊集院大介もの。 そうか、前半の登場人物の話は、(病んだ)精神世界の中の話なのか。古い大正から戦前の雰囲気。この雰囲気にはすっかり浸かれる。その反動が現代が現代には感じられない部分も。 それにしても、伊集院ものといえば精神の話というイメージが。ゾディアック前後の伊集院ものの中編本は、ちょうど本が読めなくなった時期となってしまったため読めていないのだが、どんな感じなのっだろうか。
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伊集院大介の不思議な旅 の副題にあるとおり、 ノスタルジーな感じと、 木蓮の花咲く古い屋敷で繰り広げられる物語。 少女のように小綺麗なおばあさんと 伊集院のお茶会。 ギリギリまで淡々と話しが進んで 最後で一気に世界がひっくり返る なんとも言えない読後感
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不思議な旅という副題があるが,伊集院大介は近所を散歩するだけだ。 栗本薫らしい表現だろう。 伊集院大介は栗本薫自身だが, アトムくんも栗本薫かもしれない。 中心人物の木蓮荘の住人は,ピアノの先生。 お手伝いの老女との二人暮し。 子供の失踪事件と殺人事件。 ながく続く叙述の後に,急展開で事件が収束する。 文学と音楽の接点をうまく編み出している。
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ゾディアックから次にこれ読んだのですが、急に年くったように感じたwてかアトムくんいくつよ?大学卒業してこんな仕事してんの?大学行ってるとかの描写なく給料どうの言ってるし・・・2ヶ月とな何もなく暇してるとかそれどーよ的な。なにやらパトロンさんがいるらしいですね。その話はまだ読んでな...
ゾディアックから次にこれ読んだのですが、急に年くったように感じたwてかアトムくんいくつよ?大学卒業してこんな仕事してんの?大学行ってるとかの描写なく給料どうの言ってるし・・・2ヶ月とな何もなく暇してるとかそれどーよ的な。なにやらパトロンさんがいるらしいですね。その話はまだ読んでないけど。このフィクションの世界でも伊集院シリーズがあるし、肖像権とかどうなってんの?てかカオルだのが勝手に書いてるといっても、伊集院の台詞言ってるんだから許可してる設定だろうし、そういうので稼いでるの?? とまったくストーリーとは関係ないところが気になってたまりません。フィクションにリアルと求めてもしゃーないんですけど、中途半端にそういう描写するから気になってしかたない。むしろまるっきりしないほうがいいのに。 話は面白いですよ。80すぎだけど、魅力のあるおばあちゃんと男嫌いのおばさん。そして可愛いこちゃん殺人事件。にしても栗本さん美形好きすぎるw ただ、どうしてゴミ屋敷のごとくなのに伊集院が異臭に気づかないのかっつー。東京だよ?描写の通りならゴッキー大発生でしょ。廊下歩くだけで匂うよwwつか、どうやってケーキとかクッキーとか作ってたんだろう・・・おえー。
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伊集院大介らしいといえばらしいのかもしれない。 何とも後味の良くない、切ない終わり。 悲惨な過去があれば、どんなことをしても許されるわけではないけれど、自分が得られなかったものを当然のようにもつ純粋な存在を破壊したいと思ってしまうのはあるのかもしれないと思う。
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