VOL(03) の商品レビュー
http://d.hatena.ne.jp/KANAH0/20110504/1304494763 ◆巻頭特別インタビュー SPECIAL INTERVIEW マイケル・ハート「「コモン」の革命論に向けて」(聞き手・高祖岩三郎) ◆反資本主義/アート VOLUME ONE ◇特...
http://d.hatena.ne.jp/KANAH0/20110504/1304494763 ◆巻頭特別インタビュー SPECIAL INTERVIEW マイケル・ハート「「コモン」の革命論に向けて」(聞き手・高祖岩三郎) ◆反資本主義/アート VOLUME ONE ◇特集巻頭言 高祖岩三郎「アートとアクティヴィズムのあいだ──あるいは新しい抵抗運動の領野について」 ◇討議 櫻田和也,田崎英明,平沢剛 「来るべき民衆が「都市的なるもの」においてアートを完成させる──運動/芸術/コモン」 ◇論考 デヴィッド・クレーバー 「前衛主義のたそがれ」(栗原康訳) スティーブン・シュカイティス「情動構成の美学──観客を消滅させ、群衆蜂起をうながす」(西川葉澄訳) ブルーノ・グーリ「芸術と労働」(信友健志訳) ロザリン・ドイッチ「民主主義の空隙」(比嘉徹徳訳) スティーブン・ダンコム「ファンタジーの時代における政治」(平田周訳) ◆NO!G8からはじまる VOLUME TWO ◇エッセイ 辺見庸「洞爺湖サミットへの熱いメッセージ──「幻想の絶頂」をことほぐのか」 ハンネ・ヨブスト,高祖岩三郎,平沢剛,ミランダ,ジャギ・シング(序=クリス・ソル)「反G8をめぐる国際ラウンドテーブル」(高祖岩三郎訳) ◇インタヴュー ブライアン・ホームズ「文化的問題の諸空間」(森元斎,酒井隆史訳) クリティカル・アート・アンサンブル「バクテリアとアメリカ」(小田透訳) イルコモンズ「〈帝国〉のアートと新たな反資本主義の表現者たち」 工藤キキ「ポスト・ノー・フューチャーにとって政治とはなにか──シーンなきアートの現場から」 山田史郎「もっとモメよう!ゴネよう!ある学生のハンスト」(聞き手・影本剛) ハーボ部長「盗みの品格」(聞き手・一色こうき) ◇エッセイ 酒井隆史「現代ぼやきの存在と意味ver.2」 小川てつオ「246表現者会議」 阿部小涼「占拠するアート/技巧する占拠」 ヘックス「デジタル商品の危機と理論の危機、そしてポストメディア工作者」 RADIO MAROON「ハンドルなんて握っちゃいない──オールドスクールとしての暴走族」 二木信「奇妙な縁は、いつも路上でつながる──2003年以降の東京の路上と運動についての覚え書き」 一色こうき「可能性のある空間を作りたい──ホー娘。の批評性」 徳永理彩「踊る身体とコミュニティ──オーストラリアのラディカル・クィアとインドネシアの波紋」 久保田裕之「Squat the World!──拡大する居住運動と地域住民との共犯関係」 松本潤一郎「革命の教育法──アルシーヴ再考」 ◇コラム 金田智之構成「アメリカにおける運動とアートをむすぶ事例集」 ◆論考 仲田教人「会議と革命──オルター・グローバリゼーション運動のはかりかた」 ベン・トロット「ハイリゲンダムで勝ったような気がしたことがなぜ重要なのかについての覚え書き」(西村あさみ訳) ◆インタヴュー 杉村昌昭「〈帝国〉と〈強国〉を打ち崩すために」(聞き手・矢部史郎) ***** ■VOL ZINE■ NO.03 5.14 2008 BIFO Issue 今日オートノミーとはなんであるか? ネット文化、ニューメディアと社会的身体 フランコ・ベラルディ(ビフォ) 櫻田和也 訳 http://conflictive.info/contents/volzine/vol_zine_03_reading.pdf ■VOL ZINE■ NO.04 6.11 2008 LAZZARATO Issue 表現とコミュニケーションの対立 マウリツィオ・ラッツァラート 村澤真保呂・中倉智徳 訳 http://conflictive.info/contents/volzine/vol_zine_04_reading.pdf ■VOL ZINE■ NO.05 6.20 2008 Holloway Issue 1968年と抽象的労働の危機 ジョン・ホロウェイ 渋谷 望 訳 http://conflictive.info/contents/volzine/vol_zine_05_reading.pdf ■VOL ZINE■ NO.06 7.4 2008 SUYU-NOMO Issue 追放されし者たちの帰還:2008年キャンドルデモ 高秉權(研究空間スユ+ノモ酋長) 藤井たけし 訳 http://conflictive.info/contents/volzine/vol_zine_06_reading.pdf
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表紙や装丁がとにかく洒落ているのに思想雑誌だし、大きいし、持ち運び不便なのに、雑誌というVOL。 雑誌といえど2400円ほどするのだが、VOLはおもしろい雑誌だと思う。 03では反資本主義とアートについての論考。反G8に向けて刷られたのであろう編集者の熱意が伝わってくる。 アー...
表紙や装丁がとにかく洒落ているのに思想雑誌だし、大きいし、持ち運び不便なのに、雑誌というVOL。 雑誌といえど2400円ほどするのだが、VOLはおもしろい雑誌だと思う。 03では反資本主義とアートについての論考。反G8に向けて刷られたのであろう編集者の熱意が伝わってくる。 アートに関して言えば、単なるアートではなく、運動としてのアートが描かれている。群れることの重要性を入江公康氏は述べていたが、 そのような群れが反資本主義もしくはブルジョワに対するプレカリアートには必要なのだろう。 洞爺湖サミットは終わった。でもサミットで語られなかったことが、ここには克明に描かれている。 そこを見据えなければ、本当に私たちにとってアクチュアルな問題は見えてこない。 サミット体制が環境問題を謳ったところで、私たちに何ら変化はない。サミットは地に足が着くような問題に対処しきれておらず、資本主義=ネオリベラリズムによって矮小化されたような他者たちを不可視化してしまっている。
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