滝沢馬琴(下) の商品レビュー
病弱な家族に囲まれて最晩年まで失明しても働き詰めで、海も見に行けなかったなんて、気の毒。 しかし、ロクな漢字も書けなかったのに、馬琴の失明後に口述筆記で支え続けたお路。愛想がないだガサツで大雑把で不器用でと言われ放題だったけど、こうやってみると、文筆家んちの嫁の鏡じゃないか。 ...
病弱な家族に囲まれて最晩年まで失明しても働き詰めで、海も見に行けなかったなんて、気の毒。 しかし、ロクな漢字も書けなかったのに、馬琴の失明後に口述筆記で支え続けたお路。愛想がないだガサツで大雑把で不器用でと言われ放題だったけど、こうやってみると、文筆家んちの嫁の鏡じゃないか。 ところで堀内節子は矢部定謙の失脚後、どうなってしまったんでしょうか。気になる。ここはやっぱり、中村彰彦『天保暴れ奉行 気骨の幕臣 矢部定謙 』を読むかなあ。
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