三惑星連合軍 の商品レビュー
位置的には、『ファースト・レンズマン』のさらに前日譚にあたる。 レンズのレの字も出ないし、まだバーゲンホルムもない。 といいますか、シリーズを簡潔に導く上で重要な、キニスン家とサムズ家のかかわりを中心に、アリシアがいかにエッドールを駆逐すべく永年準備してきたかという事を、延々と語...
位置的には、『ファースト・レンズマン』のさらに前日譚にあたる。 レンズのレの字も出ないし、まだバーゲンホルムもない。 といいますか、シリーズを簡潔に導く上で重要な、キニスン家とサムズ家のかかわりを中心に、アリシアがいかにエッドールを駆逐すべく永年準備してきたかという事を、延々と語っている。 本編は三つのパートに分けられているのだけども、実にタイトルにある三惑星連合軍(トリプラネタリー)が登場するのは、最後の第三部なのだ。 実は、この第三部のみが、ポプラ社が児童向けに出したSFのシリーズに収録されており、これが私の本シリーズとの出会いだった。 だから、本編には格別の思い入れがある! 第1部と第2部はシリーズを既に読んだ読者向けということもあり、児童向けのものでは、アリシアとエッドールの対立がわかるように、短くリライトされ、第3部を中心に据えられていたわけで、ここだけを読むのが一番面白いとも言える。
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永遠の敵同士、 アリシア人とエッドール人の戦いと 思わぬ敵に遭遇し、動詞化して脱出を図る 3人の物語です。 途中からはエッドール人視点よりは、 謎の知的生物によりさらわれてしまった 3人がメインになります。 ちなみに、サムスもキニスンも扱われ方は あまりよくないです。 特に後者に関しては実に悲惨そのものと言う。 まだまだレンズは出ては来ない方で むしろ知的な戦いがメインとなります。 相手のシールドをいかに切り崩すかと言う。 次の巻で最後。 どんな物語なのでしょうか…
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