たそがれの地球の砦 の商品レビュー
カットナー・ムーア夫妻による共作。二人並んだ名義で 書かれた本は珍しいとのこと。 雰囲気は悪くないが、何となく話の焦点が結びづらく、 今一つ乗りきれなかった。主人公が何かに巻き込まれる 形でお話が始まるのはこの手のジャンルでは良くある ことだが、話の途中で「被害者」から「物語の...
カットナー・ムーア夫妻による共作。二人並んだ名義で 書かれた本は珍しいとのこと。 雰囲気は悪くないが、何となく話の焦点が結びづらく、 今一つ乗りきれなかった。主人公が何かに巻き込まれる 形でお話が始まるのはこの手のジャンルでは良くある ことだが、話の途中で「被害者」から「物語の主人公」 に変化していくからこそ面白くなるのだと思う。その点 この本は最後の最後まで巻き込まれた被害者のまま 終わってしまう。現代から終末期の地球に飛ばされる 登場人物は四人しかいないのに、そのうち二人までもが まともな物語を持たされていないのも残念なところ。 1943年、第二次世界大戦中に想像された地球の終末を 感じるという意味では読んでみる価値はあるかも知れ ない。
Posted by
全然面白くない、ムーアの名が泣いている 表紙 3点岩淵 慶造 展開 3点1943年著作 文章 3点 内容 300点 合計 309点
Posted by
- 1