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ドット・コム・ラヴァーズ の商品レビュー

3.5

11件のお客様レビュー

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2018/04/30

いまや日本でも出会い系アプリは当たり前になってしまったけれど、そうなる前にアメリカで書かれた本。友達の紹介でパーティーに連れて行くといったところ以外は日本とあまり変わらなくて面白い。LGBTについても、今ほど浸透していない時代の書き方で面白い。都会(NY)と田舎(ハワイ)でのマッ...

いまや日本でも出会い系アプリは当たり前になってしまったけれど、そうなる前にアメリカで書かれた本。友達の紹介でパーティーに連れて行くといったところ以外は日本とあまり変わらなくて面白い。LGBTについても、今ほど浸透していない時代の書き方で面白い。都会(NY)と田舎(ハワイ)でのマッチングアプリの使用感の違いというのも今の日本に丸ごと当てはまる感じで興味深かった。 著者は男性にあれこれと条件をつけているが、あくまでそれは自分の好みであるというある種の自己俯瞰的な目線があって、嫌味な印象はまったくない。むしろ、男性に対してすごく理解があって好意的で、自分の欲望にも素直なところがあって、くすくす笑いながら気持ちよく読める。 終盤でいくらかシリアスな話にはなるが、くさくも重苦しくもなく、全編に渡って著者の軽やかな文章を味わえる。

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2013/03/03

ハワイ大学で教授をつとめる著者が、match.comを通じてさまざまな男性と出会い、デートし、時にはベッドをともにする。しかし、本書は「出会い系ってどうなの?」ではなく、出会った男性たちを通じた現代アメリカの描写である。

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2013/01/23

インターネットでデート相手を捜すマッチングの体験記。著者がハワイ大の教授ということで、そんな人の恋愛ってどういうのなのかと気になって読みました。 面白かったけど、それほど特異ではありませんでした。 ゲイの友達はうらやましいと思いました。

Posted byブクログ

2011/03/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

[ 内容 ] 「オンライン・デーティング」とは、インターネットのサイトを使ってデート相手を探すことである。 年齢・職業・人種・地域を超え、今や、アメリカ主流文化の一部となっている。 新しい出会いを探すには、ウェブが最も便利ということだろう。 大手サイトに登録した著者は、ニューヨーク、そしてハワイで、さまざまなアメリカ男たちと「デート」する。 出会い、つきあい、そして別れの中から、人間臭いアメリカが見えてくる。 [ 目次 ] オンライン・デーティングとは 動詞「date」のもつ意味 私のオンライン・プロフィール アメリカのオリエンタリズムと男女関係 いざ、出陣! ネッド(編集者) ティム(広告代理店経営者) ジョシュア(コンピューター技師) マット(経営コンサルタント) イニシエーション〔ほか〕 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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2010/11/12

日本で言うところの出会い系サイトが、米国においては一般人がごく普通に参加するサービスになっていることを、著者の実地の体験に沿って教えてくれる。 いや、結婚という形式を最終目的に掲げていないだけで、本質的には日本の結婚紹介サービスも同じものなのかも知れない。違うのは、その一般への浸...

日本で言うところの出会い系サイトが、米国においては一般人がごく普通に参加するサービスになっていることを、著者の実地の体験に沿って教えてくれる。 いや、結婚という形式を最終目的に掲げていないだけで、本質的には日本の結婚紹介サービスも同じものなのかも知れない。違うのは、その一般への浸透度なのだろう。

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2010/07/21

ネットでの出会いってどうなの・・・と思ってましたが、これを読んで偏見みたいなのは無くなりました。日本とアメリカでは事情はまた違うかもしれませんが、とても興味深かったです。まずはゲイの友達を作りたいと思った。

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2010/03/22

ハワイ大学教授、吉原女史がサバティカル期間を利用して、アメリカでオンラインデーティングを体験! ・・・なんか、憧れの存在である吉原教授が突然身近になったというか、「マリちゃん、そんな男はダメだよ!」とか言ってあげたくなっちゃうような(さすがに失礼すぎか)、そんな一冊。 まぁな...

ハワイ大学教授、吉原女史がサバティカル期間を利用して、アメリカでオンラインデーティングを体験! ・・・なんか、憧れの存在である吉原教授が突然身近になったというか、「マリちゃん、そんな男はダメだよ!」とか言ってあげたくなっちゃうような(さすがに失礼すぎか)、そんな一冊。 まぁなんだ、結局オンラインだろうとオフラインだろうと、異性との出会い方は色々あるわけで、どんな出会い方であっても結局その後について回る人間関係って大差ないよね。

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2009/10/04

・日経新聞の特集で見つけた本。著者は東大卒、現在ハワイ大の教授で40歳。 ・著者自身が数年間にわたり「オンライン・デーティング(OD)」サイトのmatch.comを利用して、アメリカの文化を説明した本である。 ・2000年頃までは、出会い系の意味合いが強く、ネット上でないとデ...

・日経新聞の特集で見つけた本。著者は東大卒、現在ハワイ大の教授で40歳。 ・著者自身が数年間にわたり「オンライン・デーティング(OD)」サイトのmatch.comを利用して、アメリカの文化を説明した本である。 ・2000年頃までは、出会い系の意味合いが強く、ネット上でないとデート相手も見つけられない人が利用するものという認識があったが、新しい出会いを求めるのに効率的な手段として捉えられてきていることがわかった。 ・プロフィールやメールの内容から連想する人物像と、実際の人物との乖離はほとんどない。 ・ゲイの男性・・・マッチョな男性観から解放されている場合が多いので、ストレートな男性が照れてしないような感情表現も恥ずかしがらずにすることが多い。話を聞いたり、見たりして感動したら、人前で涙を流すのも特に恥ずかしがらない。素直に感情表現する。また、お洒落や身だしなみ、インテリアにこだわるひとも多く、ストレートな男性がなかなか付き合ってくれないショッピングの相手としても理想 【メリット】 ・要求が特化(細分化)されている人にとって、ODは要求を明言した上で探せるので効率的な媒体として利用されている。 ・顔をあわせてはしにくいような会話ができて、意外に濃密な人間関係が生じることもある。 【デメリット】 ・自分のフィルターを通して相手をみるため、相手を早期に判断してしまいがち。 ・相手が求めているものに自分が合っているように自分を見せてしましがち。 ・生身の人間と向き合うことよりも、作り上げられたイメージを膨らませてしまいがち。 【Kの感想】 日本ではまだまだ出会い系という言葉で括られており、売春、援助交際に利用されていることが多く、犯罪と切り離すことができない。日本においてアメリカのODに変わるのは、mixiなどのSNSが今のところ有力に感じている。 Kが大学生のころ、greeやmixiで出会った人にリアルで会うのは出会い系として利用しているように考えられていたが、今はオフ会や交流会などが多く行われており、社会に受け入れられてきている印象がある。 mixiで出会って結婚したカップルも身近にいるので、今の高校生が結婚適齢期に入る頃には当たり前になっていることが想像できる。 したがって、日本において、ODサイトに近いものを広く周知させるのは非常に困難。また、後発のSNSがシェアを獲得するのも難しく、mixiやモバゲーから派生したサイトを立ち上げるような策を取ることが必要。個人のレベルで参入することは困難と判断。

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2011/11/20

自分をふった元彼氏がオンラインで出会った彼女と別れて大ショックを受けていることを知り、オンライン・デーティングを試してみることにした筆者がその体験をまとめた一冊です。ただ、あくまでオンライン・デーティングを切り口にしただけであって、オンラインを通じた出会い自体に焦点を当てているわ...

自分をふった元彼氏がオンラインで出会った彼女と別れて大ショックを受けていることを知り、オンライン・デーティングを試してみることにした筆者がその体験をまとめた一冊です。ただ、あくまでオンライン・デーティングを切り口にしただけであって、オンラインを通じた出会い自体に焦点を当てているわけではありません。NYやハワイの人々の文化的アイデンティティ、筆者のアイデンティティがとても色濃く描かれていて、非常に興味深いです。内容自体もとても面白いのですが、私はこの筆者の、底抜けに率直で、芯があり、知的でありかつ知的であるところを全く隠そうとしないところにとても好感を持ちました。非常に魅力的な女性だと思います。

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2009/10/04

すらすら読めてしまった。 大学教授だけどインターネットを介す介さず関係なく自分の恋愛遍歴(もちろん肉体関係もふくめて) をあけすけに、かつアメリカの社会についての考察を踏まえながら語っているところがあっぱれ。 これってもし著者が日本の教授だったらできないのではないかな。 読んでい...

すらすら読めてしまった。 大学教授だけどインターネットを介す介さず関係なく自分の恋愛遍歴(もちろん肉体関係もふくめて) をあけすけに、かつアメリカの社会についての考察を踏まえながら語っているところがあっぱれ。 これってもし著者が日本の教授だったらできないのではないかな。 読んでいて思ったのは、自己表現の大切さ。日本では初対面の相手に「私ってこういう人間なの」と意識して アピールすることはないし、会う回数を重ねていく内に自然と自分を理解してもらえばいいというような受身的姿勢が多いと思う。一方、アメリカでは、初対面のときに自分を積極的に表現して相手に面白いなと思ってもらえないと 次の機会はないというような気がする。出会い探しというこの本における特殊な事情を考慮しても、アメリカでは積極的姿勢が必要なのではないかしら。 そして、つまりはここに行き着くのだけれど、就活って何にもましてこの積極的姿勢が求められる場なのよね。

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