貧しき信徒 の商品レビュー
キリスト教詩人・八木重吉。30歳で結核により夭折した彼は、教師をしながら信仰心と自然や家族の日常などを透明でこわれてしまいそうなほど繊細な言葉で詩をつむぎつづけた。中学生か高校生の頃「こうこうとのぼってゆきたい」という詩を読んで感動したのだが長らく誰の詩が探し続けていた。ネットで...
キリスト教詩人・八木重吉。30歳で結核により夭折した彼は、教師をしながら信仰心と自然や家族の日常などを透明でこわれてしまいそうなほど繊細な言葉で詩をつむぎつづけた。中学生か高校生の頃「こうこうとのぼってゆきたい」という詩を読んで感動したのだが長らく誰の詩が探し続けていた。ネットで検索して彼の詩だと知り、この本を読んでいる途中だったので偶然に驚いた。この詩集には件の詩はないが、この詩集も素晴らしい。感動に涙した。クリスチャンでない人にもお勧めしたい詩集。ぜひ彼の純粋な魂にふれてほしい。
Posted by
「雨」目当てに買ったんだが、雨違いでお目当ての詩が掲載されてなくて残念。 著者はキリスト教の熱心な信者で作品にもある程度その信仰心が反映されているように思うが、この詩集には特に信仰心が色濃い作品の掲載が多くて口に合わず。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「きりすとが わたしをだいてくれる わたしのあしもとに わたしが ある」(きりすと)。「私の中の私を私が見る」というような表現は聖書やキルケゴールにも出てくる。真の自分というようなことだろうか?何となく分かる気もするが、よく分からない気もする。非常に深い意味がありそうだ。「私みずからである時のみ神をかんずる」
Posted by
- 1