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前座修業 の商品レビュー

2.7

3件のお客様レビュー

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落語界のブラックぶりがわかる一書

落語界の陰湿さ、噺家たちの非人間性がよくわかる。だから星は2つにした。

暮友房

2024/06/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

著者の経験、心境が大半を占める作品なのであれば、小説としてより、自伝としてより深く書いてほしかった。

Posted byブクログ

2009/10/04

談春師の「赤めだか」を読了後に、こちらにとりかかってみた。 談春師の「静」に比してこちらは「動」。 同じ前座修行時代の話なれど、 あちらはその辛さ・理不尽さ・至らなさを じっと熟成させていくタイプ。 一方、この歌蔵師は がむしゃらに動きながら考えていくタイプ。 それぞれのやり方...

談春師の「赤めだか」を読了後に、こちらにとりかかってみた。 談春師の「静」に比してこちらは「動」。 同じ前座修行時代の話なれど、 あちらはその辛さ・理不尽さ・至らなさを じっと熟成させていくタイプ。 一方、この歌蔵師は がむしゃらに動きながら考えていくタイプ。 それぞれのやり方で、 暗いトンネルを抜けていく方法を模索している。 そのもがき苦しんでいた前座修行時代、 そして途中で脱落していった前座さんたちに思いを馳せるに、 胸がつぶれる思いがする。 どこでも二世・三世ばやりだけれど、落語界もまた同様。 「笑点」では襲名披露の口上を垂れ流している。 トンネルの抜け方を体得しているかどうかは、 きっとボディブローのように効いて来るぞ。 願わくは、第二の三木助師が出んことを。 2008

Posted byブクログ