王と最後の魔術師(上) の商品レビュー

エレンカシュナー,デリアシャーマン【著】,井辻朱美【訳】

2011/12/22

「剣の輪舞」から時代が下った同じ世界。若い学者と貴族の青年の恋愛関係を軸としながら、大学における学術論争、貴族同士のスキャンダル、学生闘争、魔法の復活と、細かな物語が複雑に絡む。「剣の輪舞」より関係性も具体的。ただ登場人物が多くて、ストーリーも幻惑的なためいまいち把握しづらかった。雰囲気は暗め。

2011/09/25

剣の輪舞から60年後ということで、もちろんアレク達はでてこないけど、おもしろかった。アレクの息子と王制時代を研究する学者のお話。貴族制になる前などの歴史の話も多く、「輪舞」「名誉」と読んでやっとこの世界観がわかってきた気がする。

2010/09/25

何か面白いファンタジーのシリーズものがないかなあ（できれば長く読みたいので）、と買ってみた上巻。
えーと…はっきり言って登場人物に興味が持てませんでした。
歴史学者と公爵家の若き跡継ぎが運命的な出会いを…！なんだけど、海外のBLなのかなあ…耽美ではあります。
神話的な背景を理解しないとつまらないのかも知れません。
戦闘妖精も一回目はよくわかんなくて面白くなかったけど、二回目に読んだらすごく面白かったし。ちょっと時間を置いてからもう一回トライしてみます。

2009/10/04

きっと私が好きだろうと、薦めてもらった一冊。
全くその通りで、２人の微妙な距離感と、ただ甘いだけの関係ではない所がとても好き。

2010/04/19

2002年の作品。2006年翻訳発行。
「剣の輪舞」の６０年後の世界を描いた続編。
当初はなかった設定を加えて世界を広げ、よりファンタジー的になっています。
18世紀頃のイギリスを思わせる異世界。
王政は廃され、魔術は禁じられ、貴族が政治を担っている。
新進気鋭の大学教授バージル・セント・クラウドは彼を慕う学生に囲まれている。
侯爵家の跡取りの美しい青年セロンと運命的に出会い、熱烈な恋に落ちる。
政界も大学も社交界も陰謀が渦巻いており、期待を背負うセロンと、歴史の真実を追究するバージルは、危険に巻き込まれていく…いや〜外国の女性もこういうのが好きなんでしょうか？？
どう転ぶか全く予想できないので、わかりやすいとは言えない…「剣の輪舞」は読んでからのほうが良いでしょう。

2009/10/04

リヴァーサイドシリーズ第2弾。今作は前回の『剣の輪舞』から60年のちの大学を舞台にしたストーリー。アレクの息子で学生のセロンと、大学の教師バージルの恋の駆け引きが見物ですｗ　最後の方はもうめちゃめちゃな二人がたまりませんｗ　王政の廃止と王の復活、実在する魔術･･････様々な事柄が飛び交い、最後まで魅せられます。上下巻。