父でもなく、城山三郎でもなく の商品レビュー
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先日、遠藤展子さんの「藤沢周平 父の周辺」(2006.9)を読みました。今回、井上紀子さんの「父でもなく、城山三郎でもなく」(2008.6)を読みました。この偉大な二人の作家、奇しくも同年生まれだったのですね。城山三郎が1927.8.18、藤沢周平が1927.12.26。さて、本作品ですが、娘の眼から見た仲睦まじき両親の姿が語られています。2002.2、最愛の妻容子さんを肝臓癌で亡くしてからは寂しい日々だったことでしょう。最後の作品が「そうか、もう君はいないのか」です。2007.3.22城山三郎永眠。
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城山三郎氏の娘さんの父親そして母親へのレクイエム。愛妻家であった城山氏の最後の著作「そうか、もう君はいないのか」の深い感動には及ばないけれど、娘さんにとっては「そうか、いつも両親は心の中にいる」ということなのだろう。
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