泣き菩薩 の商品レビュー
最近好きになった作家さん。 作品をコンプリートしようと、図書館で借りてきました。 たぶん、出合いが書店で、この表紙を見て、というものだったなら、手に取らなかっただろうな…… 田牧さんらしい、心優しい優男(笑)の定火消同心、安藤重右衛門が主人公。彼は別の名を安藤広重という。 安藤広...
最近好きになった作家さん。 作品をコンプリートしようと、図書館で借りてきました。 たぶん、出合いが書店で、この表紙を見て、というものだったなら、手に取らなかっただろうな…… 田牧さんらしい、心優しい優男(笑)の定火消同心、安藤重右衛門が主人公。彼は別の名を安藤広重という。 安藤広重のことは絵のことをちょっと知ってるくらいだったので、むしろ先入観なく楽しめました。フィクションでもノンフィクションでもいいじゃないか! 優しくてちょっと頼りない感じだけど愛されキャラの主人公、キレ者や腕力が自慢の周囲の人たち。田牧さんの作品としてはお約束的なキャラクタ配置で賛否両論のようですが、わたしは好きですよ。
Posted by
歌川広重が侍だったことを知らなかったので、ちょっと設定に驚いたが、面白かった。個人的には上司の小此木さまがとても素敵だった。
Posted by
さらさら難なく読めてしまう分、深くはない…かな。 面白いんだけど、どこかマンガっぽい。 だからごく若い人でも楽に入り込めるかもしれない。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
そもそも弟子の彫った仏像を自分の作と偽る仏師。ていう設定がなんかありえない気がするので、ちょっとね。他の作と見比べてすぐわかんだろ?とか本堂で彫っているのに、絶対誰かに見られちゃうだろ?とか思ってしまうので。 でも、描写はいいし、お家騒動の犠牲になる若者たちは涙を誘う。これも一応有名人シリーズかな?安藤広重が火消し同心って聞いたとき、どうもイメージがわかなかったけど、これを読んで納得できた。これも収穫。
Posted by
『花合せ』の作者の本2作目。定火消同心で絵師でもある広重が巻き込まれた事件。童顔の愛すべき広重というキャラの設定が楽しい。市井の人々を描く目の温かさは前作と共通のもの。楽しみな作家だ。
Posted by
八代洲河岸(やよすがし)定火消(じょうびけし)同心:安藤重右衛門=広重(観察力)、西村信之介(頭脳)、猪瀬五郎太(剛力) 火消与力 直心影流 小此木 光照寺 勢至菩薩 哲正(てっしょう)、森念(しんねん)
Posted by
安藤広重が火消し同心として登場。とても面白く読んだんですが、これは史実に基づいた設定なんでしょうか???同心仲間からは、「重」と呼ばれる広重。人がよくて、少し抜けていて、と、好ましい人物だと思われているのがよくわかります。火事にまつわる探索で得意の絵を活かしていく筋運びも面白かっ...
安藤広重が火消し同心として登場。とても面白く読んだんですが、これは史実に基づいた設定なんでしょうか???同心仲間からは、「重」と呼ばれる広重。人がよくて、少し抜けていて、と、好ましい人物だと思われているのがよくわかります。火事にまつわる探索で得意の絵を活かしていく筋運びも面白かったし、町の人々、同心仲間もいい感じに描かれていて。(#^.^#) よかった、よかったのお話でした。
Posted by
若き日の安藤広重が火消し同心やったとは知らんかった。 広重は絵を書くのと見る感性は天才的やけど腕力はなくてちょっと頼んなくて・・・でも心は優しい。 仲間の信之介(頭脳明晰)と五郎太(怪腕)と一緒に不審火の謎を痛快に解決してゆく。 あと、、、小比木さまがめっちゃかっこええ...
若き日の安藤広重が火消し同心やったとは知らんかった。 広重は絵を書くのと見る感性は天才的やけど腕力はなくてちょっと頼んなくて・・・でも心は優しい。 仲間の信之介(頭脳明晰)と五郎太(怪腕)と一緒に不審火の謎を痛快に解決してゆく。 あと、、、小比木さまがめっちゃかっこええ〜
Posted by
- 1