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金色のゆりかご の商品レビュー

3.1

17件のお客様レビュー

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2010/05/06

あれあれ?これで終わり?問題提起はよいけど、小説ならまとめてもらいたいなぁ。元々、北川 歩実の「金のゆりかご」と間違えて手にとったからいいんですが。

Posted byブクログ

2010/01/22

研修医の『島村啓介』は軽度のうつと診断され、暫く休職することとなった。 その後、アルバイトをしていたコンビニで、夜間、女子高校生が倒れる。切迫流産を起こしかけていた。病院まで付き添い、大方の事情を聴き、もう下ろせない月数になっていることもあり、彼女の今後を気に掛けるのだが・・ ...

研修医の『島村啓介』は軽度のうつと診断され、暫く休職することとなった。 その後、アルバイトをしていたコンビニで、夜間、女子高校生が倒れる。切迫流産を起こしかけていた。病院まで付き添い、大方の事情を聴き、もう下ろせない月数になっていることもあり、彼女の今後を気に掛けるのだが・・ 一方、高校三年で妊娠してしまった『まりあ』は、堕ろすこともできず、産んでも育てるのは難しい現実に悩み、母親の言う通りにすることになる。それは-否認可の海外養子斡旋だった。 一応、フィクションの話ではありますが、現実に存在する問題であるということで非常に驚かされる内容でした。 確かに、産めるならそりゃあ産むことの方がいいとは思います。ですが、現実はとても厳しい。未婚の母に対する世間は言うに及ばず、経済的にだってそうだし、なんといっても、自分の生活が犠牲になることは確かですから。ときどき覗くサイトでも出産を悩むスレを見かけますが、結婚していてさえ悩むのであれば、現役高校生だったりしたらどうなることか・・「産めば何とかなる、ぜひ産んで」といったレスも見るけど、私はそんなことは言えない。だって育てるのはその人なんだから・・・産めば終わりじゃないし、産んでからが大切なんだから。 その産んだ後の問題がこの本。日本の養子縁組制度は非常に遅れているらしく、結局戸籍に傷がつく(あえてこういった表現を使わせてもらいます)のを恐れて、裏の手段を取る場合もあるそうで。ですが、その分、赤ちゃんが危険にさらされることにもなりかねない。実際には、金銭が絡み、児童売春やポルノ、臓器販売といった危険もはらんでいる。 あるいは、手元に置いても虐待をしたり、捨てたり、殺してしまうケースだって・・そんな子供たちを前に、生まれてきただけ幸せなんてことが言えるだろうか? 授かった命は大切にすべき、そんなことは当たり前のことで、だったらその前段階できちんと考えてほしい。

Posted byブクログ

2009/10/04

最初はただのありきたり小説やと思ってたけど、後半から養子問題、臨床における望まぬ妊娠などなど、一転して社会派小説みたいに。 考えさせられます。ただ、全然おもしろくなかった。笑

Posted byブクログ

2009/10/07

研修医の啓介は、あまりの激務に心身ともに疲れ、親掛かりのまま休養生活に入る。首都圏近郊都市での一人暮らし、暇つぶしとリハビリをかねたコンビニでのアルバイト中に、女子高校生が店内で倒れる。 お腹にきつくさらしを捲いている。救急車に同乗して駆けつけた病院での救急医との運命の出会い。生...

研修医の啓介は、あまりの激務に心身ともに疲れ、親掛かりのまま休養生活に入る。首都圏近郊都市での一人暮らし、暇つぶしとリハビリをかねたコンビニでのアルバイト中に、女子高校生が店内で倒れる。 お腹にきつくさらしを捲いている。救急車に同乗して駆けつけた病院での救急医との運命の出会い。生と死を強く意識するようになり医師としての自覚を獲得していく物語。 高校生の産み落とした赤ちゃんはどこへ運ばれたのか?海外養子斡旋関係者告発に、周囲の応援もあって気丈に立ち上がる女子高校生というところで物語は終わってしまう。 日本は国連子どもの権利委員会による警告にもかかわらず、現在も海外養子についてのハーグ条約を批准していないそうだ。だから闇から闇への海外養子斡旋で、臓器提供組織に売られている可能性もある。望まれないで生まれた子どもの人権が守られていない国であることは事実なのだ。

Posted byブクログ

2009/10/04

国際養子の問題点はわかるが、小説としては壮大なプロローグという感じ。事件が起きただけで終わってしまった・・・・。

Posted byブクログ

2009/10/04

望まぬ妊娠を強いられたまりあと、偶然かかわることになったへなちょこ研修医の啓介。 後半は養子斡旋にからむ問題提起となっている。 まりあには取材記者をして「どうにかして赤ちゃんを取り戻せるといいですね」「あんなにしっかりしている女の子が妊娠してしまうんだから……思春期という...

望まぬ妊娠を強いられたまりあと、偶然かかわることになったへなちょこ研修医の啓介。 後半は養子斡旋にからむ問題提起となっている。 まりあには取材記者をして「どうにかして赤ちゃんを取り戻せるといいですね」「あんなにしっかりしている女の子が妊娠してしまうんだから……思春期というのはそれほど難しいということなんでしょうかね」と言わせるだけの美貌と知性が備わっている。そして苦難を糧として再生できるだけの境遇(親や一族の財力、周囲の支援)も。 文章はとても読みやすかった。

Posted byブクログ

2009/10/04

啓介は研修先の病院で心の健康状態を崩してしまった 軽いうつと診断された 病院から距離を置きコンビニでバイトを始めた ある日、コンビニで高校生の女の子が倒れた 腰に硬く巻かれたさらしを解くと みるみるお腹が盛り上がり・・・・ 彼女は妊娠していた 性の早熟化・望まない妊娠・海外養子...

啓介は研修先の病院で心の健康状態を崩してしまった 軽いうつと診断された 病院から距離を置きコンビニでバイトを始めた ある日、コンビニで高校生の女の子が倒れた 腰に硬く巻かれたさらしを解くと みるみるお腹が盛り上がり・・・・ 彼女は妊娠していた 性の早熟化・望まない妊娠・海外養子斡旋など 妊娠・出産にかかわる問題を考えさせられる一冊です

Posted byブクログ