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かくれた佐渡の史跡 新装版 の商品レビュー

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2024/08/17

面白かった。こんな系統の 普通のツーリストはわざわざ行かへん史跡を まとめたものは結構好んで読んだりする。 本書ももちろん、マイナーでもない処から、 わざわざメインには絶対しない処まで、 面白い史跡てゆうてええのか?というところから ほんまに史跡までとりあげられている。 たとえ...

面白かった。こんな系統の 普通のツーリストはわざわざ行かへん史跡を まとめたものは結構好んで読んだりする。 本書ももちろん、マイナーでもない処から、 わざわざメインには絶対しない処まで、 面白い史跡てゆうてええのか?というところから ほんまに史跡までとりあげられている。 たとえば ご当地童話『安寿と厨子王丸』では 安寿と厨子王丸は丹後の山椒大夫に売られるんだが、 母親は佐渡に売り飛ばされ、視力を失い瞽女になっている。 また、佐渡のご当地では、 安寿は丹後で自殺しておらず、佐渡で母を探し出したが、 地元の悪ガキに騙された母は、本物の安寿を偽物と騙されて 杖で叩き殺してしまうという、えげつない話になっている。 殺された安寿の塚には安寿の辞世の句が記されている。 色々とツッコミどころ満載。 それはともかく、 東は子殺し(実子)の話が多い。やはり厳しい土地なのだと実感する。 教訓「話は多方面から聞いて、客観評価しよう」 もちろん、そんなオモロい処だけでなく 私自身、行ったことのあるメジャーな場所も 地元視点的な説明文が書かれてあり、興味深い。 あと、有名人の家族の墓とか 墓多いねぇ。 かなりの推しでも、推しの母の墓とか よっぽどの理由がないと興味がゼロではある(主観) 寡聞にして私にはわからん人の史跡が多く エピソードもかなり興味深いので、 読物として大変エンジョイした。 ゆうて、ユネスコ登録もあったし なんかの足しになりそうではあるような、ないような(あははは) そんな1冊であった。

Posted byブクログ