ぼくも算数が苦手だった の商品レビュー
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2008年刊行。著者は桜美林大学リベラルアーツ学群教授。◆本書の読者ターゲットとしては中学生を想定しているかもしれないが、内容の難易度から全編読破するにはちょっと無理かも。ただ、数学好きの中学三年生くらいなら楽しめる内容ではある。◆個人的には、本書の内容は易しすぎず、難しすぎず、といったところで好感度は高い。特に「文章題・論理力のつまずき」は得心できる内容である。◇また、著者の数学への目覚めの箇所も納得のそれ。
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答えまでの過程をじっくり考えること。 間違った部分をじっくり考えること。 この本を読み、考える機会を奪わなければ、算数の力を伸ばせる子どもたちはたくさんいるのではと思った。 図形の話にあった。正多面体のサイコロで行う双六は盛り上がりそう。これで図形に対する興味も増せば一挙両得で...
答えまでの過程をじっくり考えること。 間違った部分をじっくり考えること。 この本を読み、考える機会を奪わなければ、算数の力を伸ばせる子どもたちはたくさんいるのではと思った。 図形の話にあった。正多面体のサイコロで行う双六は盛り上がりそう。これで図形に対する興味も増せば一挙両得である。
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算数の問題に取り組むにあたって大事な考え方や、ルールを、子供がつまづきやすいポイントを示しながら解説している本です。算数が苦手な子供を持つ親に向けて書いてあるので、具体的な教え方の例があったり、実際に自分が教えてもらったやり方なども書いてあります。 しかし、この本が単なる教え方...
算数の問題に取り組むにあたって大事な考え方や、ルールを、子供がつまづきやすいポイントを示しながら解説している本です。算数が苦手な子供を持つ親に向けて書いてあるので、具体的な教え方の例があったり、実際に自分が教えてもらったやり方なども書いてあります。 しかし、この本が単なる教え方指南本ではないのは、ところどころにはさまれた作者自身のエピソードから、算数、数学をとくことの楽しさや喜びが伝わってくるところです。算数が苦手だったという小学生時代、テストの点数は悪いながらも、数に対する強い興味を持って自分なりにいろんなことを考えていた様子がつづられていて、一人の子供がいろんな人に助けられながら自分の興味関心を伸ばして良く様子はとてもほほえましく、うらやましくもありました。 本文中で解説されているいろんな問題は、超算数苦手人間の私には時折理解できないところもありましたが、投げ出しそうになるのをぐっとこらえて、何度も解説を読み、時にはネットで調べながら読むことでぼんやり分かったような気がしてきて、少し算数の楽しさを感じることができました。分からないなら、分からないなりに考え続けることの大切さを、実際に経験できました。
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