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さがみはら夢プロジェクト2054 の商品レビュー

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2015/07/03

50年後の自分たちのまちを想像して、プランニングする。 かなりぶっ飛んだプロジェクトを見事やり遂げた 相模原市の話でした。 構成員に市民や市職員を交えてシナリオ手法で描いた50年後の未来。 50年という時間には、今に全くとらわれない感覚で想像してほしいとの願いが込められてい...

50年後の自分たちのまちを想像して、プランニングする。 かなりぶっ飛んだプロジェクトを見事やり遂げた 相模原市の話でした。 構成員に市民や市職員を交えてシナリオ手法で描いた50年後の未来。 50年という時間には、今に全くとらわれない感覚で想像してほしいとの願いが込められているとのこと。 実際に出来上がったシナリオを見ると、【地域のコミニュティは希薄化している】、【子供は集団スポーツなどに参加せず、二次元の世界を没頭する】といったような、割と悲観的なイメージのものが多い。 こうした悲観さから、住民の地域愛の薄さを垣間見たが、楽観的に捉えてあぐらをかくよりも、ネガティヴに捉えて先回り的に対策を打つ事の重要性を意識したのかもしれない。 この計画の利用法として、様々な計画や政策の指針とすることで時間的コストを大幅に減らせると考えているらしい。 往往にして、こうした計画は時が経つにつれてないがしろにされて、また同じような計画を作り上げてしまうという現実がある。 50年後という果てしないようで、すぐに来そうな未来にむけて、市民と行政の知識を集積である今回の計画を、しっかりと地に足のついたものをしていってほしいと感じた。

Posted byブクログ