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還るべき場所 の商品レビュー

3.9

31件のお客様レビュー

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2010/11/22

4年前にK2挑戦中に恋人を失いトラウマをかかえたクライマー。還暦を迎えたカリスマ企業会長。雪崩により目の前で仲間を失って以来山を敬遠している会長秘書。それを軸に話が展開する。それぞれがさまざまの事情を抱えながらも山を通じて乗り越える。美しいい人間ドラマだ。笹本作品の中でも満足度高...

4年前にK2挑戦中に恋人を失いトラウマをかかえたクライマー。還暦を迎えたカリスマ企業会長。雪崩により目の前で仲間を失って以来山を敬遠している会長秘書。それを軸に話が展開する。それぞれがさまざまの事情を抱えながらも山を通じて乗り越える。美しいい人間ドラマだ。笹本作品の中でも満足度高し。

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2010/09/22

映画で見てみたい 山岳小説も昔読んだ「孤高?の人」とは時代が変わった感じがした。 いい意味で、進んでいるのですね。

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2010/05/12

面白かったです。 堪能できました。 ハラハラドキドキ、これでもかこれでもかと困難が押し寄せてきます。 笹本作品だから、最後にはハッピーエンドが待ってるはずと言い聞かせながら読んでました(笑) 山登りってカッコいいなあと思うけど、自分は絶対しないだろうな・・・

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2010/05/10

K2登攀中に恋人が滑落死。 再びヒマラヤに挑む彼は彼女の死の原因を知ることに・・ 8000Mでは死が間近にあり、すべてが自己責任。そんな世界でも助け合う登山者たちって、なんか素敵。

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2010/03/19

本格的な登山をしたことがないけど、自分の想像以上の山の難しさ、厳しさを感じました。 登山そのものが人生につながる話がでてきて、それも納得できる内容でした。 登山の描写、登場人物の心情がとても深く描かれていました。 とても迫力のある一冊だと思います。 スケールの大きな冒険小説で定...

本格的な登山をしたことがないけど、自分の想像以上の山の難しさ、厳しさを感じました。 登山そのものが人生につながる話がでてきて、それも納得できる内容でした。 登山の描写、登場人物の心情がとても深く描かれていました。 とても迫力のある一冊だと思います。 スケールの大きな冒険小説で定評のある笹本稜平氏の新境地。 登攀中に恋人を遭難で失った主人公・矢代翔平。過去の悲しみを乗り越えるため、登山ツアーのガイドとして「悲劇の現場」K2に再び戻ってきた。圧倒的な迫力で描く感動の山岳小説。

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2011/07/20

その昔、新田次郎氏の山岳小説を片っ端から読んだ。主人公は女性クライマー、富士山観測所の強力、三角点観測員等々いろいろだが、どれも引き込まれた。まるで自分が、まさに凍てついた岩壁にしがみついていたり、テントの中で吹きすさぶ吹雪の過ぎるのを待っているかのような臨場感を味わい、ああ読書...

その昔、新田次郎氏の山岳小説を片っ端から読んだ。主人公は女性クライマー、富士山観測所の強力、三角点観測員等々いろいろだが、どれも引き込まれた。まるで自分が、まさに凍てついた岩壁にしがみついていたり、テントの中で吹きすさぶ吹雪の過ぎるのを待っているかのような臨場感を味わい、ああ読書って本当にすばらしいなぁ。と思ったりした。時代は変わっても山は変わることなく、同じところで、誰もをも受け入れる。けれど登山スタイルの進化はめざましい。今回この本で商業登山というものを初めて知った。お金を出せば山に登らせてもらえるという。もちろんそれに見合った体力や諸々の犠牲は、自己責任だろうけど、やはり山に魅せられた人というのは、手段を選ばず登りたいということなのか。主人公も最愛のパートナーを山で失い、自失の年月を過ごしてきたが、やはり山に戻って自分を取り戻す。人はどうして山に登るのか?この本はハローbreezeさんにご紹介いただいた。いつもありがとうございます。

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2011/09/30

 感動的な山岳小説。凍傷で足の指を失くしたり、最愛の恋人を失ったり。それでもなお、登ろうとするのはなぜだろう。マイナス50度、ブリザード。ホワイトアウト。極限の世界からの奇跡的な生還。それでも、またすぐにK2を目指す。永遠にわからないかもしれない登山家の心理。ただただ圧倒された。...

 感動的な山岳小説。凍傷で足の指を失くしたり、最愛の恋人を失ったり。それでもなお、登ろうとするのはなぜだろう。マイナス50度、ブリザード。ホワイトアウト。極限の世界からの奇跡的な生還。それでも、またすぐにK2を目指す。永遠にわからないかもしれない登山家の心理。ただただ圧倒された。暖房のきいた部屋のコタツの中で読み終えた。夢枕 獏さんの『神々の山嶺』を思い出した。

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2009/10/07

エベレストより厳しいと言われるK2の登攀で彼女を失う主人公翔平。 心を閉ざし山から遠ざかるが、かつての登山仲間から依頼された公募登山アシストの仕事に就き新しい経験と新しい人達との触れ合いによって少しずつ変ってゆく。 クライミングの緊張感、吹雪の厳しさ、全てを包み込む山の優し...

エベレストより厳しいと言われるK2の登攀で彼女を失う主人公翔平。 心を閉ざし山から遠ざかるが、かつての登山仲間から依頼された公募登山アシストの仕事に就き新しい経験と新しい人達との触れ合いによって少しずつ変ってゆく。 クライミングの緊張感、吹雪の厳しさ、全てを包み込む山の優しさ。 全てが圧倒的な迫力です。 オチはチョット…ですが。 クライマーは格好良いナァ。

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2009/10/07

K2でパートナーを失ってから4年。 山から遠ざかっていた男が再び山に挑む。 笹本さんの本は2冊目。 今度は長編で、数日かけて読んだけれど 間を空けてもすんなりその世界に入れて 最後まで楽しく読めた。 今後も片っ端から読んでみようと思う。 【図書館・初読・12/20読了】

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2009/10/04

とにかく前半がツライ。話がなかなか進まないし主人公の不甲斐なさが鼻について読む気を殺がれます。ところが後半にはいると石が坂を転げ落ちるようにストーリーが展開し始めます。「終わりよければすべてよし」ではあるんですが、全体のバランスがもう少し何とかならなかったのかな?と思います。

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