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チベット問題 の商品レビュー

3.9

10件のお客様レビュー

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2013/12/08

ダライ・ラマと筆者のインタビューである1章を飛ばして、亡命中のチベット人のインタビューから読んだ。 中国のチベットに対する所業は断じて許されるものではなく、どの口で南京虐殺(かなり誇張)など言えたものかと。でも、チベットへの圧力を許そうもんなら、ウイグルや他の圧政に苦しんでいる民...

ダライ・ラマと筆者のインタビューである1章を飛ばして、亡命中のチベット人のインタビューから読んだ。 中国のチベットに対する所業は断じて許されるものではなく、どの口で南京虐殺(かなり誇張)など言えたものかと。でも、チベットへの圧力を許そうもんなら、ウイグルや他の圧政に苦しんでいる民族の爆発も誘発するので今の共産党にはできるはずがない。ソ連的に共産党回答とともに独立を認めるような英断を望みます。 ほんと酷いワ、中国

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2012/11/27

中国によるチベット占領の実態について、 チベット側の資料やインタビューに基づいて主張する一冊。 歴史的な経緯や背景にはあまり触れず、 現状としてどうなっているかに主眼を置いているため注意が必要。 また筆者も後書きで触れているが、 中国側の主張にはほぼ一切触れておらず、 中国側の狙...

中国によるチベット占領の実態について、 チベット側の資料やインタビューに基づいて主張する一冊。 歴史的な経緯や背景にはあまり触れず、 現状としてどうなっているかに主眼を置いているため注意が必要。 また筆者も後書きで触れているが、 中国側の主張にはほぼ一切触れておらず、 中国側の狙いや思惑もうまく理解できなかった。 ただしチベット民族の思いに触れるにはわかりやすく、 読みやすい良書だと感じる。

Posted byブクログ

2012/09/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

民族同士の結婚の禁止。 学童期からの洗脳教育。 核実験の実験場。 歴史的建造物の破壊。 人権蹂躙。 どれもこれも考えるだけで恐ろしい。中国がチベットに対して行ってきた(今も継続?)事柄だ。 これらは一般的な弾圧であり、個人的に受けたリンチや拷問などは筆舌に尽くしがたい。 特に民族間の結婚の禁止・・・チベット民族の血を薄めるため、だなんて。

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2011/04/10

いかに中国からの凄惨な侵略を受けているか、 非常に詳しく、語られている。 テレビや新聞には載らない生の声。 非常に興味深く読むことができた。 また、中国からの協力な圧力にもかかわらず 非暴力、平和主義をつらぬくダライ・ラマの談話もよかった。 仏教の、魂、カルマ、...

いかに中国からの凄惨な侵略を受けているか、 非常に詳しく、語られている。 テレビや新聞には載らない生の声。 非常に興味深く読むことができた。 また、中国からの協力な圧力にもかかわらず 非暴力、平和主義をつらぬくダライ・ラマの談話もよかった。 仏教の、魂、カルマ、空などの考え方は、 私のような凡人には理解できませんでしたが・・・

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2011/04/09

[ 内容 ] チベット仏教の中核思想の具現者、象徴的存在であるダライ・ラマ十四世との五日間にわたる単独インタビュー、“被占領国”チベット本国の赤裸々な現実の証言者として尼僧、少年少女たちの苦難の道程を中心に、中国からの解放と、その向こうに見据えられた「自由チベット」の貌を読む。 ...

[ 内容 ] チベット仏教の中核思想の具現者、象徴的存在であるダライ・ラマ十四世との五日間にわたる単独インタビュー、“被占領国”チベット本国の赤裸々な現実の証言者として尼僧、少年少女たちの苦難の道程を中心に、中国からの解放と、その向こうに見据えられた「自由チベット」の貌を読む。 歴史の闇に葬られてきた“チベット問題”の流れを知る貴重な記録。 [ 目次 ] 第1章 ダライ・ラマ法王とともに(ダラムサラへ 初めての謁見 慈悲と自由と 印象に残った世界の指導者たち チベットの将来 日本への呼びかけ コレガル居留地へ 化身思想と仏教 チベット仏教の本質 夢について 現代の宇宙観と仏教の宇宙観 お告げ師―ネチュン・クテン 前世とは何か―ロサン・ギャツォ師) 第2章 亡命チベット人の証言(闘う尼僧 酷い拷問 自由を求めて―少年少女たち) 第3章 『チベット通信』より(将来におけるチベットの政治形態の指針と憲法の基本要点―ダライ・ラマ十四世法王 チベット民族蜂起三十四周年記念日ダライ・ラマ法王の声明 チベット民族蜂起三十五周年記念日ダライ・ラマ法王の声明 チベットの環境破壊と中国人の大量流入 核開発にチベット高原を使用 チベット本土で独立要求でも再燃 ロンドンで最大級のチベット支援デモ チベット支援国際百人委員会 EC代表団のチベット訪問 ラサで大規模なデモ発生 チベット―事実による真相の証明 パンチェン・ラマ師の転生者発見のため、中国がダライ・ラマ師に協力要請 チベット本土で抗議と弾圧続く チベット本土アムド地方でダム決壊 ゲドゥン・リンチェン氏ら釈放させる 中国当局による尼僧再教育キャンペーンと抵抗運動 チベットの尼僧の悲劇 ラサ旧市街の破壊進む ラサでチベット人のための私立学校強制閉鎖 アムド地方に中国の核ミサイル基地 中国軍、チベットへ大移動 ラサで抗議デモ続発 カルマ黒帽派活仏生まれ変わり問題について ダラムサラで反チベット暴動) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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2010/02/11

「ダライ・ラマ自伝」の訳者である山際素男が ダライ・ラマ14世との対話、そして亡命チベット人による 証言を通して、チベット問題の現実を浮き彫りにする 一冊。もとは「チベットのこころ」という単行本だったものを 2008年に新書化。 「ダライ・ラマ自伝」を読んだ後、これも読まなきゃ...

「ダライ・ラマ自伝」の訳者である山際素男が ダライ・ラマ14世との対話、そして亡命チベット人による 証言を通して、チベット問題の現実を浮き彫りにする 一冊。もとは「チベットのこころ」という単行本だったものを 2008年に新書化。 「ダライ・ラマ自伝」を読んだ後、これも読まなきゃと 買ったあったものの積ん読状態になっていた一冊。 「ダライ・ラマ自伝」はそのままダライ・ラマの視点で 書かれているのに対して、こちらは当然山際さんの 視点で見聞きしたことを書いている。 ホントにチベット問題は、知れば知るほど世界の人々に この事実を知ってもらいたいと思う。 特に、中国の漢民族の人たちに。 この前、アメリカに留学したいといっている 俺の中国語の先生とちょっと深い話になったので、 思い切って、チベット問題についても議論してみた。 「前世紀の日本のアジアでの行動を批判するなら、 中国がチベットでやっていることは一緒だよ。」って 言ってやったら、 「違いますよ、こっちは暴力使っていないから」と。 やっぱり、知らないんですよね。中国の悪い部分は。 これじゃあ、中から批判する世論が生まれるはずがありません。 内政問題だというけれど、それでも不均等な状況だからね。 民族自決の原則ですよ。民族自決。 ちなみに、今回の北京旅行で孔子廟に行ったら、 清代の1725年に青海(アムド)を平定した記念碑が 建っていました。 きっと、そこからずっと中国領だって言いたいんでしょうね。 http://teddy.blog.so-net.ne.jp/2010-02-10

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2009/12/06

北京オリンピックが白熱していた頃、「FREETIBET」と言う言葉を良く耳にした。 こんなに重く、チベット人の思いが詰まっている言葉とは知らなかった。 チベットの様な国が世界にはまだまだあると思うと、悔しいね、ほんとに。

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2009/12/03

ダライラマ14世、亡命した尼僧、幼い少年… メディアが放送しない生の声がここにはある。 中国による同化政策によって祈ることも許されなくなったチベットの国民の現状がリアルに記されている。

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2009/10/07

本書は、チベット問題となっているが歴史的な背景から現状を把握、そして解決策と いった流れでは決してない。著者(ジャーナリスト)が行ったインタビューによる、 著者自身の視点による「チベット」だろう。 内容は、まずダライ・ラマ14世との対話に始まり、ここでは仏教とは慈愛であり、 か...

本書は、チベット問題となっているが歴史的な背景から現状を把握、そして解決策と いった流れでは決してない。著者(ジャーナリスト)が行ったインタビューによる、 著者自身の視点による「チベット」だろう。 内容は、まずダライ・ラマ14世との対話に始まり、ここでは仏教とは慈愛であり、 かつダライ・ラマ14世は高度な教育を受け、現代哲学や科学等に精通し、仏教を 科学的に認識している点がうまく書かれている。次に、中国が行っていた虐待の 内容、これはインタビュー形式なので非常に生々しい。最後に、チベットの法的内容や 今までのデモ等の内容って感じ。 本書でも最も驚いたのが、ダライ・ラマの博識ぶりである。神経、脳科学、宇宙論、 精神論、心理学等の高度な知識を有していて、それらを繋ぎ合わせ、うまく仏教を 語っている。個人的なイメージは、こういった科学的知識を有していない。 単なる精神論(根性論?心構え的な?)、というイメージだったので・・・。 そして、日本にも言える事だが、中国の虐待は酷い。その内容については、酷すぎる 故にここでは詳述しないが、人間というのは恐ろしい動物である事が良く理解出来る。 なぜあんな事が出来るのか。私には分からない。けど、それが人間の本質かもしれない。 (決して擁護するつもりはないg・・・) 改めて考えさせられるのは、「視ている範囲が狭い」って事である。言い換えると、 「無自覚・無関心の恐怖さ」って事か。そして、例え知ったとしても、だから何? っていう人もいるだろうし、動きたくても一歩が踏み出せない人もいるだろう。 ただ、知っている人、分母を増やせば行動してくれる人も増えるのではないかと 考えると、本書の意味は大きいと思う。 手軽な値段なので、より多くの人に手にとって欲しいと思う。

Posted byブクログ

2009/10/07

ダライ・ラマ14世への単独インタビュー、尼僧、少年少女たちの苦難の道程を中心に、中国からの解放と、その向こうに見据えられた「自由チベット」の貌を読む。歴史の闇に葬られてきた「チベット問題」の流れを知る記録。〔「チベットのこころ」(三一書房 1994年刊)の改題改訂〕

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