若者はなぜ正社員になれないのか の商品レビュー
電車で読むぐらいにはよかった。 面接に正面から向き合うけど迎合しない姿勢は見習うところがあると思う。 読んだ結果、「どんなに今の就職活動なるものがおかしくて理不尽に満ちているとしても絶対に内定を勝ち取って正社員になってやる」と思いました。
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東京藝術大学の大学院を出てからはネットカフェで寝泊りをする生活を送っていた著者が一念発起して就職活動を始めた。その活動の過程を淡々と記したエッセイ。 著者はどう表現されるべきか… 弁の立つ世間知らずなのかもしれません。就職面接で「特技はある?」と聞かれ「そんなもの、ありません。100人若者がいたとして、そのうちの99人ができることを、自分はできないし、知らない可能性があります。普通とか平均とかいった言葉から最も縁遠い人間とお考えください」と答えるとは… なんだか唖然。こんなことばかり言っているのか… と考え、この時点での評価は星1つ。 ただ、企業側は訪れた人を見極めようと必死なので隙ができる、という文言には同意した。自分が面接官に見られている、というのは当然ですが、自分も面接官を見てやるんだ、という考えには今まで思い至らなかったので。面接のプレッシャーに押しつぶされて頭が真っ白になるよりはましだと思った。
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「ジョブ」と「ワーク」の違いを考える。やりたい事と仕事は違っててもいいのでは? やる気がないのは覚悟がないこと。過去の自分を乗り越える覚悟さえ出来ればやる気はあとから付いてくる。
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[ 内容 ] 大学新卒の就職戦線は空前の売り手市場… しかし、その陰で、就職氷河期に正社員の座を得られなかった若者たちは、新卒者に偏った企業の採用慣行の壁にはばまれ、再チャレンジの機会を十分に与えられずにいるとされる。 彼らの直面している「現実」とはいかなるものか? 本書は、大学...
[ 内容 ] 大学新卒の就職戦線は空前の売り手市場… しかし、その陰で、就職氷河期に正社員の座を得られなかった若者たちは、新卒者に偏った企業の採用慣行の壁にはばまれ、再チャレンジの機会を十分に与えられずにいるとされる。 彼らの直面している「現実」とはいかなるものか? 本書は、大学を出た後、日雇いバイトで稼ぎつつネットカフェに寝泊りするという生活を続けてきた男が、一念発起、正社員の身分を手に入れるべく行った就職活動の実録である。 [ 目次 ] 序章 定職がほしい 第1章 とにかく落ち続ける 第2章 「やりたいこと」が見つからない 第3章 面接という名の地獄 第4章 ハローワークへ行こう 第5章 ウチで働いてみませんか? [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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実験演劇みたいな話。このひとはアーティストだなぁ。 うーん、中途半端に現実的な私としては、最終的に自分がどう決めるかは自由だとしても、そこまでに付き合ってくれた人たちへの礼儀は?みたいに思っちゃったりする。 でも、途中の思考とか、共感するところも多々あったり。 就活する側も、採用...
実験演劇みたいな話。このひとはアーティストだなぁ。 うーん、中途半端に現実的な私としては、最終的に自分がどう決めるかは自由だとしても、そこまでに付き合ってくれた人たちへの礼儀は?みたいに思っちゃったりする。 でも、途中の思考とか、共感するところも多々あったり。 就活する側も、採用する側も、蓄積した情報からのイメージといま目の前にある現実と、どっちを信じるのか、でその先が決まっていくんだな、と思った。
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著者の視点も面白いし、文才もある。読んでて面白いのだが一つ大きな欠点がある。自分自身、つまり著者自信を叩き台にして文章や実験を進めているのだが、いかんせん。対象人物つまり著者が優秀すぎて「一般的なボンクラな若者」として全く機能していない。コレは痛い。 どの位優秀かと言うと、仮に彼...
著者の視点も面白いし、文才もある。読んでて面白いのだが一つ大きな欠点がある。自分自身、つまり著者自信を叩き台にして文章や実験を進めているのだが、いかんせん。対象人物つまり著者が優秀すぎて「一般的なボンクラな若者」として全く機能していない。コレは痛い。 どの位優秀かと言うと、仮に彼がFランク大学でも集団面接で一般的なそこそこできる東大生を食っちゃうくらい優秀。もっと言えば就職活動する必然性が全然無い。それ位優秀。それはぁ〜幾らなんでもまずいだろ。 ただ、現状をキチンと分析しつつ前向きって言う著者の姿勢は極めて重要なので大いに見習いたい。
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皮肉あり、悲哀あり、そして最後は意外な結末へ・・ 働いてもいない自分に何がわかるんだろうか、そういう気持ちを持ちながらも日々奮闘する日々が綴られている。 失敗を成功への足がかりへとしようとするその学習能力の高さ、修正力の高さがよくわかった。 やりたいことと仕事は相反する。2...
皮肉あり、悲哀あり、そして最後は意外な結末へ・・ 働いてもいない自分に何がわかるんだろうか、そういう気持ちを持ちながらも日々奮闘する日々が綴られている。 失敗を成功への足がかりへとしようとするその学習能力の高さ、修正力の高さがよくわかった。 やりたいことと仕事は相反する。2年も目的もなく生きてきた著者の言葉に少ながらず自分も感化された。 自分と似ているわけじゃないけれどアパシーな状態でいる自分と重ね合わせると腰をあげようと思った。 俺は甘い。仕事に厳しくない仕事なんてない。つらくて当たり前だと。
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就職氷河期に正社員の座を得られなかった若者たちが直面している「現実」とはいかなるものか?大学卒業後、日雇いバイトを続けてきた著者が、一念発起、正社員の身分を手に入れるべく行った就職活動の記録。(TRC MARCより)
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この本は、大学卒業後にネットカフェで生活してきた著者が、一発発起して正社員になるべく就職活動をした実録の本です 新卒で就職しないと就職活動も大変になるのですね 最後に、『え〜っ』というオチがある本でした
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題名に偽り有り。「なぜ正社員になれないのか」ではなく「なぜならないのか」にしてほしかった。格差社会などをイメージし、制度的問題から「なれない」人を描いているのかと思っていたのですが、違いました。「ならない」→「なりたい」→「なりきれない」ときて結局もとの「ならない」に戻るという変...
題名に偽り有り。「なぜ正社員になれないのか」ではなく「なぜならないのか」にしてほしかった。格差社会などをイメージし、制度的問題から「なれない」人を描いているのかと思っていたのですが、違いました。「ならない」→「なりたい」→「なりきれない」ときて結局もとの「ならない」に戻るという変遷を読まされた感じ。
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