武者小路実篤詩集 の商品レビュー
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読んでいると詩が書きたくなってくる詩集である。平明な言葉で思いのままに書かれたような印象を残す一篇一篇に心惹かれ、作者と書かれた詩に愛着を抱いている。白樺派の作家たちに通ずる自我を何より大切にするという姿勢は僕をやはり勇気づけてくれる。この詩集でいえば自由奔放に書かれていること自体に、作者が抱く文学への伸び伸びとした気持ちを感じる。愛や未来ということばをこの人は自分のことばにしている。
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著者:武者小路実篤(1885-1976、 千代田区、小説家) 編者:亀井勝一郎(1907-1966、函館市、文芸評論家)
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ある意味この一冊こそ、実篤の生の言葉が一番詰まっているのではないかと思える。穏やかながら、渇きにもにた「つくること」への探求/熱意が詰まっている。素朴で、土の匂いがして、手垢にまみれて、それでいて力強い詩作である。
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心がトゲトゲしている時に読みます。心がフラットになり、好きなことに打ち込めます。私はそういう風にこの詩集を使っています。
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進め、進めが一番好き。 人ってこういうことを思って生きているんだ、自分を奮い立たせて生きているんだ、こうやって表現していいんだとわかって生きるのが少し楽になったように思う。 勇気をもらった。
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この詩集を読みながら、僕は終始「かわいさ」について考えていた。じぶんの情感や嗜好に適う用法とは違った、わたくし率純度100%の用法を。しかし訳あってここまでしか書けないけど、はて、この続きが陽の目をみることはあるかしら。そんなこと誰が知る。
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著者の代表詩117編を収録した詩集。 シンプルな言葉で、繊細さとは真逆に位置する豪快で実直で力強い詩が多く、私の抱いていた「頑固おやじ」の印象そのままの詩集でした。 しかし読めば読むほど豪快さの中にも背中を押されているような優しさを感じる瞬間もあり、読み終わる頃には背筋を伸ばし...
著者の代表詩117編を収録した詩集。 シンプルな言葉で、繊細さとは真逆に位置する豪快で実直で力強い詩が多く、私の抱いていた「頑固おやじ」の印象そのままの詩集でした。 しかし読めば読むほど豪快さの中にも背中を押されているような優しさを感じる瞬間もあり、読み終わる頃には背筋を伸ばして前を見据えたくなります。 少し迷いがあるような時にはこの本で叱咤激励されるのがオススメです。 ~memo~ ・この道より 我を生かす道なし この道を歩く。 ・進め、進め
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武者小路のいやな部分を見てしまった、読みながら老人のいやな匂いを嗅いだと思った。武者小路は詩集を墓まで持って行くべきだったと思う。人に読まれることばかりを気にして、せっかくの野菜の木訥さ、野性味が黴びて紙をよごしてしまっている。純粋さが道具になる悪い例をみた。
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詩って、なんか照れくさくて苦手です。 武者小路実篤の詩は、詩っぽくないのが良い。 かっこつけてなくて、自然で、シンプルで、力強い。 詩はちょっとなぁ、って人におすすめな詩集です。
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久しぶりに詩集を読みましたが、 この作家さん、さすがです。 他の作品で伺える、作者像そのままの心の持ち主だったか。 と思ってしまうほど、ある意味日記的に素直に書かれている。 そう、詩集というより、日記に近い為、 比喩的な表現も少なく、しっかりと心に直に響いてくるイメージ...
久しぶりに詩集を読みましたが、 この作家さん、さすがです。 他の作品で伺える、作者像そのままの心の持ち主だったか。 と思ってしまうほど、ある意味日記的に素直に書かれている。 そう、詩集というより、日記に近い為、 比喩的な表現も少なく、しっかりと心に直に響いてくるイメージです。 詩集を読むと誰もが、自分にも同じように思った時期があった。 などと思われると思うが、現にあの武者小路実篤が、自分と同じ事を考えていた事もあったかと思うと、なんだかそれはうれしさが他の作者より高まってくるのはいけないことでしょうか? 楽しく読ませて頂き、そして悩んだ時にもう一度読み返したい作品です。 出来れば肌身離さず持っていたいと思えたので、★5つ
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