夏の吐息 の商品レビュー
読んでいて年を取ることによって出来る恋愛がしたくなった。若い内には決して出来ない恋もあるのだなと思うと、年を取ることが怖くなくなる。
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大切な人の生死やそれに直面した人の生き方が、様々な愛模様を交えて書かれている六編。のように受け取りました。 個人的に好きなのは「パロール」。 読み終えた後、主人公と同じ空虚感を味わい、泣きそうになりました。
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不倫だったけど楽しかったわ的な、ひねくれた恋愛劇の短編集。 あくびが出るほど退屈。数ページ読み飛ばしても平気。
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小池真理子さんの作品はこれが初めてかも。。大人の恋がテーマでした。こういう肉食系の恋のできる女性ってうらやましいなぁと思う。私は誰かを恋焦がれたり、どうしてもその人が欲しくなったり、そんな気持ちはわからないから。
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図書館の本 内容(「BOOK」データベースより) 永遠に待ち続けると思うのです。世界のどこに行っても、地の果てにいても、私はあなたを待っている。―六年前、突如行方が分からなくなった恋人を待つ女性のモノローグからなる表題作他、濃厚な死の影の間近で紡がれる詩情。 死の影を引きずり...
図書館の本 内容(「BOOK」データベースより) 永遠に待ち続けると思うのです。世界のどこに行っても、地の果てにいても、私はあなたを待っている。―六年前、突如行方が分からなくなった恋人を待つ女性のモノローグからなる表題作他、濃厚な死の影の間近で紡がれる詩情。 死の影を引きずりながらの「恋」と「愛」が書かれていた作品集。 どうしてこうも痛いのか。 恋愛じゃない部分の「愛」も痛いし、恋愛の「愛」も痛い。 男と女は予感めいたものに縛られているような作品でした。
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美しい文章で大人の恋愛を描いている。 いつも思うことは、 小池作品は容易に情景が浮かぶということ。 色を持った文章だ。 いつもほどの官能は感じられないが、 奥深いトコロに愛を感じさせてくれる短編集。
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うーん。 相変わらずステキ。 大人の女性の恋愛がぎゅっとつまった短編集です。 好き嫌いは別れるかもしれないけど、私はすき。 ただ、表題作の「夏の吐息」だけは、微妙だったかなぁ・・・ あそこまで1人の男性を想う? どうして彼がいなくなってしまったのかっていうのがナゾ過ぎる。 な...
うーん。 相変わらずステキ。 大人の女性の恋愛がぎゅっとつまった短編集です。 好き嫌いは別れるかもしれないけど、私はすき。 ただ、表題作の「夏の吐息」だけは、微妙だったかなぁ・・・ あそこまで1人の男性を想う? どうして彼がいなくなってしまったのかっていうのがナゾ過ぎる。 なのに、彼の母親のところで帰りを待つっていうのも…どうなのか。 「秘めごと」 「春爛漫」 この2作品が好きかな。 切ない。 いつまでも女は女。 恋は状況でどうにかなるってものではないよね。
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「この六編を超える作品は、もう書けないかもしれません」という帯コピーに惹かれて手に取った短編集。 小池さんの書く文章は、とても綺麗な流れがあるのが印象的。 年齢を重ね、酸いも甘いも知り尽くした大人の女性向けのような気がするので、年を重ねてから再読したいと思う。
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大人色の強い小説。 もっと歳を重ねれば、じわじわと伝わってくるものもあるのかな。 今の私には、物足りない、というか響いてくるものがあまりなかった。 「春爛漫」の男女の友情は素敵だった。
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小池真理子の文章は読みやすいです。 どの作品にも巧みな描写が見られて、特に表題作の夏の吐息のは生々しく感じました。 ただ、主人公たちの年齢が自分とは結構離れていたので、うまく共感はできませんでした。 もう少し色んな経験を積んだ大人になってから読みたい!
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