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わたし、男子校出身です。 の商品レビュー

3.7

56件のお客様レビュー

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2023/02/23

頭が悪すぎて何を言っているのか分からなかった。 情報に飢えていた頃にこの本を手にとって内容の幼稚さに絶望した。トランスジェンダーが嫌いになった数ある理由の一つ。

Posted byブクログ

2022/11/18

椿姫 彩菜の自伝的なやーつ。 彼女が書いている「男子校」は、僕が小中高と12年通った学校だ。つまりこの人は僕の学校の後輩。 子どものころから心と体の性の不一致に苦しんでいた彼女は、この男子校では理解ある仲間に恵まれて… というあらすじは以前から(リアルにも)聞いていた。 あの学...

椿姫 彩菜の自伝的なやーつ。 彼女が書いている「男子校」は、僕が小中高と12年通った学校だ。つまりこの人は僕の学校の後輩。 子どものころから心と体の性の不一致に苦しんでいた彼女は、この男子校では理解ある仲間に恵まれて… というあらすじは以前から(リアルにも)聞いていた。 あの学校がいちばん理解者に恵まれていて幸せだったという話は、卒業生の一人として「まぁ、そうだろうなぁ…」と思うし、同輩みな同様の感想だ。いまでこそLGBTとかダイバーシティというキーワードで採り上げられるようになってきたものごとは、自由なあの学校に通った仲間なら「いまさら」すぎる体感だし、わざわざ課題として扱わなければならない現状は、都会育ちの人間にとっての部落差別云々同様、ダサすぎる。 ただ、暁星を出て大学に入ったら差別に直面して辛かった、という話は、実際に読んでみると、大学(青学)が差別的でダサいというより、男子校から初めてリアル女子たちが息づくコミュニティに入ってみて、リアルは想定外にリアルだった、という感じのことであった。とはいえ、ダイバーシティの薄い人間クラスタに一定のダサさがあるのは間違いない。 彼女は学業でも優等生だったと聞いていたが、本の文章は割とアメブロ的だった。ここはTPOというやつかもしれない。でも、冒頭、さまざまなこれまでの軋轢を乗り越えて、「ママ」に「女の子としての名前をください」と訴える話は、深く重みがある。 このひとのことを思い出して本を読んだきっかけは、 話の舞台の一部でもあり、母校でもある九段の暁星学園では、昨年に歴史ある講堂の取り壊し記念式典があって、僕のところにも案内状が来ていた。 案内状には「私と音楽」「私と映画」「私と歌舞伎」「私とコメディ」みたいな各種テーマで、各界卒業生たちの講演予定が並んでいたのだが、たしか最後の講演が「私と暁星」で、それが椿姫彩菜のトークになっていた。 創立以来128年の男子校の、78年の歴史を持つ講堂の記念式典というオフィシャルな催しで、締めのトリに彼女をきちんともってくる母校とOBたちの懐というか心意気に、あぁ、僕はいい学校を出たんだなぁと改めて感激した。 なんといっても、男子校の式典において、彼女は紅一点だしね。

Posted byブクログ

2019/05/04

本屋の売り出しコーナーでみかけたかわいい表紙(って、じつは女性ではなかったのですが。。)でつられて立ち読み。。 ところが、、この方は、すごい苦労されて、自身の性転換と戸籍名の変更について、素直に書かれています。 興味本位で、手に取ったのですが、たいへん失礼しました。

Posted byブクログ

2014/09/30

性転換手術ははたからに見てこわそうだし、デメリットが多いと思うが、それ以上に性を転換するメリットがあるということか。

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2014/04/29

 あー……。  差別の形かもしれないな、と思った。  当事者から見ると考えられないほど無神経な質問にさらされている。それの悪意の有無なんて問題じゃない。さらに言うなれば、それが起こる頻度は、時折、ではなく、常に、なのだ。  世界を大きく2つに分ける性別という根幹に依るが故に、常識...

 あー……。  差別の形かもしれないな、と思った。  当事者から見ると考えられないほど無神経な質問にさらされている。それの悪意の有無なんて問題じゃない。さらに言うなれば、それが起こる頻度は、時折、ではなく、常に、なのだ。  世界を大きく2つに分ける性別という根幹に依るが故に、常識の壁は厚い。  ただ、当たり前に生きる為に、心を強く持たねばならない。  在るだけである、と言うことは当たり前では無い。  しかしながら。  これより困難は小さいかもしれないけれど、人間であるという以上の扱いにおいては、誰にでもソレは起こりうる。そして自分が差別をする側になもなっているのだろう。  されることには敏感だけれど、することには鈍感になる、という恐ろしさを知る本である。

Posted byブクログ

2014/01/04

きちんと性同一性障害について考えたこともなかったから、そんな気持ちだったんだ、と思うことばかりだった。 男子校で最初疎まれていたのに、自分の場所を確立していくところが素晴らしかった。 私はこの本を読まないでそういう人に会った時に、もしかしたら大学の人と同じようになんとなくフェ...

きちんと性同一性障害について考えたこともなかったから、そんな気持ちだったんだ、と思うことばかりだった。 男子校で最初疎まれていたのに、自分の場所を確立していくところが素晴らしかった。 私はこの本を読まないでそういう人に会った時に、もしかしたら大学の人と同じようになんとなくフェイドアウトしてしまっていたと思う。 でも、そんなことで近づくのを辞めないで欲しいだろうな。とか、手術にはそんな命の危険があるんだ、とか色々なことを教わった。さらっと読みやすい文体だけど、勉強になることがたくさんあった。

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2013/09/09

モデルとしても活躍している性同一性障害の筆者の半生が書かれています。 とても分かり易くまとめられていて、様々な苦悩や葛藤が伝わってきました。 何にしてもまず知ることから全ては始まります。 こうして書かれている思いを理解していけたらと思います。

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2013/07/28

TVで見たことある子だし~♪ なんて、軽く読み始めたのを反省させられちゃうような1冊。 幼少の記憶、徐々に理解者を増やしていった男子校時代、 そして大学入学・・・・ 親子の確執から、性転換手術の内容、 性同一性障害の認定、 親との仲直りまで・・ 壮絶な体験を語っていて。 ...

TVで見たことある子だし~♪ なんて、軽く読み始めたのを反省させられちゃうような1冊。 幼少の記憶、徐々に理解者を増やしていった男子校時代、 そして大学入学・・・・ 親子の確執から、性転換手術の内容、 性同一性障害の認定、 親との仲直りまで・・ 壮絶な体験を語っていて。 性転換手術は、すごい覚悟がいるもので、 手術後のケアも大変・・ それでも、本来の「女」のことして、 大学生をやり直す姿は、 圧巻でした。 ゲイ、おかま、ニューハーフと、 性同一性障害は違うものだってことも知りました。 興味がある方は、ぜひ読んでみてほしいです

Posted byブクログ

2013/06/12

授業のレポートの参考文献として読んだ本。 これの前に読んだのが上川あやさんの新書だったから最初は文章のギャップに戸惑いました(笑) でもこちらのほうが学生時代の苦しみや戸惑い、親のことについてストレートに伝わってきますね。こちらが精神的葛藤なら上川さんのは社会的困難を知ったよう...

授業のレポートの参考文献として読んだ本。 これの前に読んだのが上川あやさんの新書だったから最初は文章のギャップに戸惑いました(笑) でもこちらのほうが学生時代の苦しみや戸惑い、親のことについてストレートに伝わってきますね。こちらが精神的葛藤なら上川さんのは社会的困難を知ったように思います。 合わせて読みたい作品です。 性転換手術について詳しく書かれていますが、なじみのない単語や難しい単語がでてくるので内容は理解できなくてもその手術の大変さは伝わってきました。 まさか死ぬ可能性もあるなんて。 医療は進歩しても人間の体を変えるってまだまだ難しいんですね。 しかも寿命が縮むかもしれないとか、リスクは大きいのですね。知りませんでした。 親の苦しみも本文から読み取れました。性同一性障害の方目線の本はありますが親目線の本はないのでしょうか。

Posted byブクログ

2013/06/03

椿姫彩菜さんはテレビで見たことがあるけど、綺麗な(元)男の人だなぁという印象だけだった。 この本を読んでみると、「性同一性障害」というのが、本当に「病気」であって、椿姫さんがとても悩んでいたことがわかった。 だから、 1、いつ、目覚めたの? 2、男と女、どっちが好きなの? 3、お...

椿姫彩菜さんはテレビで見たことがあるけど、綺麗な(元)男の人だなぁという印象だけだった。 この本を読んでみると、「性同一性障害」というのが、本当に「病気」であって、椿姫さんがとても悩んでいたことがわかった。 だから、 1、いつ、目覚めたの? 2、男と女、どっちが好きなの? 3、お風呂やトイレは、どっちへ行くの? といった椿姫さんが「モットもキライな質問」をすることが、とても失礼なことがわかった。

Posted byブクログ