現代ジャーナリズム入門 の商品レビュー
先日101年をもって休刊した『週刊朝日』。著者の扇谷正造は、その全盛時代を1950年代に築いた編集長である。本書は、扇谷の入社試験から駆け出し時代の回顧録と、ジャーナリズム論で構成。回顧録は、戦前の取材やサツ回りの様子が分かって、面白い。また、ジャーナリズム論も、報道の在り方への...
先日101年をもって休刊した『週刊朝日』。著者の扇谷正造は、その全盛時代を1950年代に築いた編集長である。本書は、扇谷の入社試験から駆け出し時代の回顧録と、ジャーナリズム論で構成。回顧録は、戦前の取材やサツ回りの様子が分かって、面白い。また、ジャーナリズム論も、報道の在り方への反省に始まり、文章の書き方、メモの取り方、インタビューの仕方など実践的な個所は、記者でなくても参考になる。 ちなみに、各章扉のカットは、『フジ三太郎』のサトウサンペイ。こちらも懐かしい。
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