あなたが変われば子どもは変わる! の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
あまのじゃく発言に、怒られること・悪いとわかっていることをわざとやる長男の対応に苦慮している時に読みました。 親の気を引くためにやっていたんですね。 この本に具体的に書かれていたテクニックについてはどこまで参考にして実践できるかはわかりませんが、ここに書かれていた ・子どもの問題行動は親の気を引くためにやっている ・悪いことをした時だけ怒ったり、口調を荒げたりではいつまでたっても問題行動はおさまらない。よいことをした時や悪いことをしなかった時もタイミングをキャッチして褒めてあげる→ごほうび(金品でなく、自由に動ける範囲を増やしてあげるとか、一緒に行動できる時間を作るとかいうたぐいのごほうび)で、望ましい行動を強化する などは、普段から頭の中で意識しつつ、子どもと接しようと思いました。 また、ごほうび表のアイデアが参考になりました。
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英国はじめ、47ヶ国で放映された子育て相談番組「Supernanny」に寄せられた子育ての質問や悩みをテーマごとに分類し、「スーパーナニー」ことジョー・フロストがそれぞれの質問にビシバシ答えてくのが本書。 ベビーシッターとして20年のキャリアを持つ彼女の子育て方法は、とても...
英国はじめ、47ヶ国で放映された子育て相談番組「Supernanny」に寄せられた子育ての質問や悩みをテーマごとに分類し、「スーパーナニー」ことジョー・フロストがそれぞれの質問にビシバシ答えてくのが本書。 ベビーシッターとして20年のキャリアを持つ彼女の子育て方法は、とても子どもの目線に寄り添ったものだ。 まず、家族の一日の日課(食事や散歩、通園や帰宅時間などの動き)を紙に書き出してみる、という方法がある。 これは子どもにも見てわかる予定表を作ってあげるという側面もあるけれど、まずなにより、親が一日の行動を振り返る要素が大きい。書いてみて始めて「あら、うちの夕ご飯って食べるのが遅すぎるかしら?」と思ったりもするのだ。これはオススメ。 それから子どもにはつねに「あと十分で○○の時間よ」「あと五分で○○しましょうね」と言い続けなければいけないのだそうだ。じゃないと、大人と違う時間の感覚で生きている子どもには心の準備ができない。突然何かを宣言された子どもはぐずったりかんしゃくを起こしたりする。そうなるとまたお母さんのストレスが増え、結果育児にも悪い影響が出るわけで、この「あと○分で××よ」と宣言するのは子育てのかなり重要なテクニックだ。 著者も本書のなかでなんども「あなたはおしゃべり時計になりなさい」と言っている。 本書はこんな感じの、子どもの心理を考えた子育て法がいくつもいくつも出てくる。 すべての子育て法が「このとき子どもはこう思う。だから……」と一貫して子ども目線なのは著者のやさしさなのだろう。 間違っても体罰やせっかんは出てこない。 つねに子どもを人間として見て、「だから」と言い続ける著者。 これこそが本当の「しつけ」なのかもしれない。 追伸: 関係ないことなんですけれどね、表紙がちょっと怖いです(┰_┰)
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