熱中大陸紀行 真昼の星 の商品レビュー
パタゴニア、アマゾン、チベット…、最果ての地、秘境の旅行記。シーナが今まで長い間、書いた本が多すぎて、そして自分が読んだ本も多すぎて、もはや初読みか再読本かもわからない。でも、みんななかなか行けない(行かない)ところへずんずん行ってしまう旅の本、シーナらしくてよかったなあ。
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タイトルの「真昼の星」は椎名氏がパタゴニアで実際に遭遇した風景。 ページをめくるたび、世界各地の壮大な自然の姿に圧倒されます。
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相変わらず自然体で世界を旅する椎名さん。腰が痛いとか風邪をひいた、なんてことをいいながらも、よくまあこんなところへ行くものだなあ。この本では、パタゴニア、アマゾン、チベットへの旅を語るのだけれど、私はパタゴニアのパートが一番好き。もちろん『パタゴニア あるいは風とタンポポの物語り...
相変わらず自然体で世界を旅する椎名さん。腰が痛いとか風邪をひいた、なんてことをいいながらも、よくまあこんなところへ行くものだなあ。この本では、パタゴニア、アマゾン、チベットへの旅を語るのだけれど、私はパタゴニアのパートが一番好き。もちろん『パタゴニア あるいは風とタンポポの物語り』を思い出すからで、椎名さんの少しセンチメンタルな面が見えるのがいい。パタゴニアの旅で運転手兼ガイドを務めるセルヒヨが、椎名さんたちを自宅に招いて妻とともに歓迎する。彼と妻は「二人で働いてこの壁の後ろにもうひとつ新しい部屋を作るのが夢なんだ」と話す。こういう夢を持ち、こういう夢を口にだせる人を、とても愛しいと思う。だから、こういうエピソードを書いてくれる椎名さんのことがやっぱり好きだ。
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椎名誠の冒険の軌跡。 アマゾン、チベットなどディープスポットでの体験を書く。 危険な動物や、風呂にも入れない生活をしてまで、偏狭の地に駆り立てるものは 人との素の付き合いなんだろうか。 危険と隣り合わせ、自分をより研ぎ澄ます作業なのかもしれない。 一方で、失礼だけど、生活とし...
椎名誠の冒険の軌跡。 アマゾン、チベットなどディープスポットでの体験を書く。 危険な動物や、風呂にも入れない生活をしてまで、偏狭の地に駆り立てるものは 人との素の付き合いなんだろうか。 危険と隣り合わせ、自分をより研ぎ澄ます作業なのかもしれない。 一方で、失礼だけど、生活として異国の地で暮らす自分にとっては、 旅して通り過ぎるよりも、もっと深くて、もっと面白いものが書けそうな気がする。 「こんな危ないことがありました」よりも、「日常の中でこんな素敵なことがありました」 っていっぱい書くことがあるように。 毎日が小さくても特別な出来事であふれますように。
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