めでたしめでたしからはじまる絵本 の商品レビュー
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〝お城のお姫さまと騎士は、結婚して、末永く幸せに暮らしましたとさ。 ・・・めでたし、めでたし! お・し・ま・い・・・〟と、ここから始まるこの絵本。 どうして、お姫様と騎士が結婚することになったのか? ・・・そのわけを、どんどん溯っていくと・・・なんと! 些細な出来事がきっかけだったことが分かる、意外な結末(いや、始まり)を、見て、聞いて愉しめる、ユニ-クなお話し絵本。
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「THE END」という原題からも肯けるように、本書は結末から始まり、それが何故起こったのかを順々に遡ってゆき、最終的には始まりで終わるという、その展開の仕方に、新感覚な面白さを感じられた絵本です。 デイヴィッド・ラロシェルのシンプルで明解な文章と、リチャード・エギエルスキ...
「THE END」という原題からも肯けるように、本書は結末から始まり、それが何故起こったのかを順々に遡ってゆき、最終的には始まりで終わるという、その展開の仕方に、新感覚な面白さを感じられた絵本です。 デイヴィッド・ラロシェルのシンプルで明解な文章と、リチャード・エギエルスキーの、ノスタルジックな海外アニメ調のユーモラスな絵が合わさって繰り広げられるのは、最初こそ「騎士とお姫さまが結婚して、末永く幸せに暮らしましたとさ」で始まるものの、その殆どが意外性のあるドタバタ劇なので、肩肘張らずに楽しめる気軽さが良い。 また、そんな意外性は、恐ろしそうに見えるドラゴンがいつまでも泣き止まない理由や、はらぺこ巨人が怒ってティーカップを投げつけた理由といった、割と哀愁的なものがありながらも、最初と最後に思わぬ因果関係があったり、実は陰の立役者はといった楽しみ方に加えて、逆から読んでみることで、本来の物語的味わいを感じたりと、こうしてみると、あるひとつの物事が起こることには、ちょっと離れた過去で、それを予感させるようなものがあるからなのかもしれないと思えた点に、将来の自分のなりたい姿を夢見て、それを目指すべく行動を起こすことは、決して無駄ではないのではないかという、そんな本来の主旨とは、やや離れたことを感じてしまった。 ちなみに、この絵本、昔ばなしのおなじみキャラクターがたくさん登場すると書いてあるものの、海外の昔ばなしに疎いせいか、私は一人として分からず・・・。
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かしこいお姫様と騎士が結婚しました めでたしめでたしから始まって、どうしてこうなったのかをさかのぼる絵本 読み聞かせ時間は2分半くらいです
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次へ、次へと興味を引っぱっていかれる。 文章が少ない分、書き込まれた絵を具に見て、物語のヒントを探そうとしてしまう。 読み終えたら、そのまま後から読み返してしまう。 そして納得。 上手くできた絵本だ。
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タイトルの通り物語が「めでたしめでたし」からはじまります。どうして「めでたしめでたし」になったのか、それには長い理由があって・・・。どうしてこうなったのか考えながら読むのも面白い、ちょっと変わった物語です。(約4分)
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こういうの好きです。 タイトルどおり。めでたし、めでたしから始まります。 ストーリーの逆回転っていうか。 今までみたことない展開だったので 面白かったです。 内容はフツーなんだけど、逆回転の発想がステキ。 絵もキャラクターもいかにも外国って感じですけどね。
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普通はさいごにめでたし、めでたしで終わるのに、この本は反対になぜめでたし、めでたしになったかもどっていくのが面白かった
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どうして2人が結婚して末長く幸せに暮らすようになったかというと?と逆からたどる絵本。ブックトークの際、クッションに使えるかも。
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いつもは「めでたしめでたし」で終わる昔話(風創作物語)、巻き戻して事のはじまりへもどっていく。 騎士とお姫様の結婚のなりたち・・・はじめからお姫様がからんでた!やっぱり、だけど面白い
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