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ハナシがはずむ!(3) の商品レビュー

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22件のお客様レビュー

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2011/11/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

落語ミステリというよりも、笑酔亭梅駆こと星祭竜二の内弟子修行奮闘記。 とてもゆっくりではあるが、確実に芸の道を歩みだした竜二。竜二に気付かれぬように学ばせている師匠・梅寿。面白さに笑いながらも、知らず知らずのうちに応援していた。 本作は爆笑[笑酔亭梅寿謎解噺シリーズ]の第3弾。8つの連作短編集。 謎解噺と銘打っているが、お世辞にもうまいといえる謎解きはない。駄洒落クラスのサゲがちらほら。 ただし、師匠・梅寿が竜二に与える無茶苦茶な仕事が、実は彼に身をもって学んで欲しいことだったとわかるくだりには、良質な日常ミステリの趣を感じた。 前2作では、ハチャメチャすぎる師匠・梅寿に、本当に竜二を育てる気があるのか、と一抹の不安を覚えた。しかし、この3作目を読んで、育てたいという気持ちは本物だとわかり、コミカル小説なのになぜか胸に熱いものがこみ上げてきた。 本作で一番のミステリは、竜二の演じた「はてなの茶碗」だ。どんな出来だったのだろうか? 竜二が茫然自失の状態で演じたにもかかわらず、眼鏡屋乱視師匠に「さすが、笑酔亭の弟子だよ」と言わせている。聴けるものなら聴いてみたい。

Posted byブクログ

2011/08/15

笑酔亭梅寿の内弟子、梅駆(ばいく)が、師匠梅寿に代わって謎解きをする第三弾。落語家として成長していくサマを描く。今回は新たな出演者が、話を引っ掻き回す。

Posted byブクログ