スピリチュアルワールド見聞記 の商品レビュー
スピリチュアリズムの歴史と社会的な意義について,死にかけた作者とエセっぽい天使の漫才形式で語られていく本。霊魂の存在を信じるか否か,どちらかの主張をするのでなくて,そういう主張をヒトがしてきた経緯をちょっと俯瞰的に眺める感じ。W.ジェームスとかワイズマン先生とか円了先生とか,身近...
スピリチュアリズムの歴史と社会的な意義について,死にかけた作者とエセっぽい天使の漫才形式で語られていく本。霊魂の存在を信じるか否か,どちらかの主張をするのでなくて,そういう主張をヒトがしてきた経緯をちょっと俯瞰的に眺める感じ。W.ジェームスとかワイズマン先生とか円了先生とか,身近な(身近か?)な人が出てくることもあって,内容自体は面白く読んだが,持ち歩くのが恥ずかしい表紙と(それもネタなんだろうけど),会話形式にちょいちょい自分の知識を越えるサブカルネタが入ってくるのがちょっと読みにくいところもあった。これはまあ個人の得手不得手もあるので,仕方ないとしてください。
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