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ポッターマック氏の失策 の商品レビュー

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2014/09/18

靴あとからの偽靴の作り方にしろ、盗難紙幣のばら蒔き方にしろ、手が込んでるなぁ。そこら辺の描写が詳細でなかなか面白い。まあ、あれそもそもソーンダイク博士だって気付いてたしねぇ。昔でもあのトリックが通じたのは運が良かっただけじゃないのかなぁ(検死やった人が素人だったとか)似たようなト...

靴あとからの偽靴の作り方にしろ、盗難紙幣のばら蒔き方にしろ、手が込んでるなぁ。そこら辺の描写が詳細でなかなか面白い。まあ、あれそもそもソーンダイク博士だって気付いてたしねぇ。昔でもあのトリックが通じたのは運が良かっただけじゃないのかなぁ(検死やった人が素人だったとか)似たようなトリックは短編の方でも使われてるけど、骨格見ただけで人種まで解るとかすごいな

Posted byブクログ

2009/10/04

予想以上に早く殺害してしまったので、残りのページ数がもつかと心配したのだが、読み終えてみると、その構成力の巧みさには舌を巻いた。慣れるまでは読み難かった。ひとつの段落が長いし、何事もとことん説明してくるので、そのしつこさには困惑させられた。そして何より、どこまでいっても地味なのだ...

予想以上に早く殺害してしまったので、残りのページ数がもつかと心配したのだが、読み終えてみると、その構成力の巧みさには舌を巻いた。慣れるまでは読み難かった。ひとつの段落が長いし、何事もとことん説明してくるので、そのしつこさには困惑させられた。そして何より、どこまでいっても地味なのだ。 しかしそれもこれも、作者のフェアなスタンスを思えば当然なのかもしれない。追い詰められた犯人が次にとる動き、そこから犯罪の姿を確信する探偵──この辺りのストーリー展開に作者の自信が垣間見える。そしてラストの素晴らしさ。読者の願望をすべて実現してくれたようで文句のつけようがない。倒叙ミステリのひとつの完成形がこの時代に書かれていたとは……さすがホームズの母国。

Posted byブクログ

2011/02/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ソーンダイク博士シリーズ 銀行の出張所所長ジェームズ・ルーソンに恐喝される実業家マーカス・ポッターマック氏。無実の罪で投獄され脱獄した過去を持つポッターマック。真の犯人であるルーソンによる恐喝。ポッターマックの反撃。井戸の中に落ちたルーソン。足跡の偽造。銀行の金を持ち逃げし消えたと噂されるルーソン。ポッターマックのかつての恋人で未亡人となったアリス・ベラード。彼女との再びの恋。アリスの夫の正体。新たな死体の調達と発見。真相に近づいたソーンダイク博士のホワイト氏とブラック氏の物語。  2011年2月22日読了

Posted byブクログ