実例・差別表現 の商品レビュー
これを読むと、あからさまな差別用語を使う以外にも、様々な差別につながる表現があるものだと驚かされます。少なくとも私自身、マスコミではないものの顧客として多数の人を相手にする業種についている以上、表現方法に気をつけないと簡単に差別につながる可能性もあると思い知らされました。日本語っ...
これを読むと、あからさまな差別用語を使う以外にも、様々な差別につながる表現があるものだと驚かされます。少なくとも私自身、マスコミではないものの顧客として多数の人を相手にする業種についている以上、表現方法に気をつけないと簡単に差別につながる可能性もあると思い知らされました。日本語ってのは難しいものですね・・・。
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76ページ「徐地」→「除地」 ※免税地 153ページ「ソニー・ピクチャーズ・エンターテイメント」→「ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント」 155ページ「ビックコミックスペリオール」→「ビッグコミックスペリオール」 218ページ「火垂の墓」→「火垂るの墓」 246ペ...
76ページ「徐地」→「除地」 ※免税地 153ページ「ソニー・ピクチャーズ・エンターテイメント」→「ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント」 155ページ「ビックコミックスペリオール」→「ビッグコミックスペリオール」 218ページ「火垂の墓」→「火垂るの墓」 246ページ「堺市女性国体連絡協議会」→「堺市女性団体連絡協議会」
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部落差別、民族差別、障害者差別、性差別etc...世の中には相変わらずいろんな差別があるようで。差別用語の説明に加えて、過去の事例から問題・事件になったケースがまとめられています。 小学生高学年くらいの頃に差別問題を教わって、その時は「そんなん実感ないし、オトナがなんかわけ...
部落差別、民族差別、障害者差別、性差別etc...世の中には相変わらずいろんな差別があるようで。差別用語の説明に加えて、過去の事例から問題・事件になったケースがまとめられています。 小学生高学年くらいの頃に差別問題を教わって、その時は「そんなん実感ないし、オトナがなんかわけわからんこと言いよるなあ」くらいにしか思わなかったわけですが。やっぱり“直面しないことには実感しがたい”ということなんだろうなあ。 ブログや動画投稿サイトの流行で、誰でも表現者として何かを発信できる時代になったからこそ、著者の言う“人権感覚”を養っておく必要があるのかもしれない。羊水発言で問題になった歌手がいたけど、あれも一種の差別的な発言が問題だったんだろう。高齢出産は何かと危険が伴うことが事実だとしても、「羊水が腐る」という表現は侮蔑的な意味合いが強い。 なかには「これをタブーにするのは被害妄想じゃないか??」と思う用語も多くあったが、それだけ世の中には色んな人が色んなことに傷ついてるんだなあ、ということがほんのりわかった気がする。当たり前のことかもしれんけど。 個人的に好きな歌手がアスペルガー症候群で、自閉症の一種というくらいの認識でしかなかったんだけど、厳密には結構異なることがわかって勉強になりました。
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使えるレファ本から派生。 09年2月17日11時26分46秒より更新 表現者として抑えておかなければいけない本であり、これは表現者である以上は知っておくべきことだ。 “里親”など、納得のいかない差別語もあったが、大衆に情報を発信することが、いかに神経を使うかが実感できる。...
使えるレファ本から派生。 09年2月17日11時26分46秒より更新 表現者として抑えておかなければいけない本であり、これは表現者である以上は知っておくべきことだ。 “里親”など、納得のいかない差別語もあったが、大衆に情報を発信することが、いかに神経を使うかが実感できる。 ブログを持ち、個人が情報を発信する今だからこそ、差別表現や誤った歴史認識を正す必要性は大事だと思った。 何が問題なのかは、自分の頭で、思考をめぐらせて答えを探さなければいけないし、応用がきかずイミが薄れる。 情報発信者の自覚を持つ人なら読んで考えておくべき一冊。
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2008/8 タイトルどおり、差別とされる表現について、具体的に問題になった実例を中心にまとめられている。なにげなく普段使っている言葉でも、出版などする際には気をつけないといけないことに警鐘を鳴らしている。実際の考え方については賛同できない部分もあるものの、問題になったという事実...
2008/8 タイトルどおり、差別とされる表現について、具体的に問題になった実例を中心にまとめられている。なにげなく普段使っている言葉でも、出版などする際には気をつけないといけないことに警鐘を鳴らしている。実際の考え方については賛同できない部分もあるものの、問題になったという事実も否定できないので発信者としては常に考えておかなければいけない。
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本書は、文筆、メディアで働く人たちが仕事の中で心得ておくべき差別用語を、実例とともに詳述したものである。本書を読むと、表現の自由と称して差別用語を無自覚に使っている人たちの中には、古い作家たちだけでなく、若い作家たちも混じっていることにきづく。たしかに差別用語というのは、一見「...
本書は、文筆、メディアで働く人たちが仕事の中で心得ておくべき差別用語を、実例とともに詳述したものである。本書を読むと、表現の自由と称して差別用語を無自覚に使っている人たちの中には、古い作家たちだけでなく、若い作家たちも混じっていることにきづく。たしかに差別用語というのは、一見「ことば狩り」的な側面もないではないが、それを使うことで傷つく人がいるならやめるべきだろう。豊かな日本語の使い手なら、そんなことばを使わなくても、新しいことばを生み出せるはずである。できないのは、怠惰かもしれないということに思いをはせるべきだ。本書はそうした怒りを抑えた著者の思いが充分伝わって来る本ではあるが、時に事実の列挙に終わっているのではないかと思うこともあった。もっとも、著者の意図としては、この実例をもとに、読者にさらに深く考えてほしいということかもしれないが。
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