一日一句医者いらず 健康川柳 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
『荒川強啓デイ・キャッチ!』というラジオ番組のpodcast版を毎日聴いていた。そのなかの(何曜日だったか忘れたけれど)“時事川柳”コーナーは特にお気に入りだったので、番組が終了すると、近藤勝重さんのあのお喋りが聴けなくなることが寂しくて、代わりに聴き始めたのが『しあわせの五・七・五』。 その近藤さんが、2024年5月に急逝された。それなりの年齢の方、しかも直接逢ったこともない有名人の訃報を聞いても、いちいち驚いたりはしないけれど、直後の放送の、それを伝える水野さんのーーアナウンサーが、あんなに悲痛な声を電波に乗せるんだと、そっちの方が驚いたーー語り口に、もらい泣きをしたものだ。 本書の、近藤さんによる解説文を読むと、彼の独特の語り口が脳内に蘇る。早朝の川柳番組だから、投稿者はご高齢の方ばかり、2008年の出版ということもあり、つまりこのなかには、あるいは既にこの世にいない方もいるのやも…。 人生の終盤に、言葉をひねってひねって面白くすることを毎日考えるのって、なんだかイイですね。そしてもし、あの世ってもんが存在するのなら、近藤さんを中心に川柳の会でワイワイやっているのでしょう。(2024-08-02L)(2024-08-23L)
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毎日新聞(大阪)の連載をまとめたもの。ゆっくり味わうために、カレンダーとか作りたいですね。図書館予約数は3(08/09/20現在)です。
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