記念日 の商品レビュー

香納諒一【著】

2014/07/08

長いのに凄くつまらなかった。「心に雹の〜」と同じ作者とは思えない。記憶をなくした主人公が全く魅力的じゃないのはどうしてだろうとずっと不思議に思って読んでた。いつまでたっても何も思い出さないからだろうな。記憶喪失ってのは取り戻す前提での設定なんじゃないか。最後のトリックもなんとも面白くなかった。。。

2011/06/28

記憶を失い、中華街の安ホテルで目覚めた男。
中国マフィアや日本の公安、ＣＩＡに次々と狙われる。
誰が敵で誰が味方なのか、そもそも自分は何者なのか。

テンポのよいハードボイルド。

・・と17ヶ月経過してからレビュー漏れを書いているが
今でもうっすら覚えているのだから結構面白かったのだろう。

【図書館・初読・1/27読了】

2010/10/10

目が覚めたら見知らぬ場所で、すべての記憶を失っていた。
狙ってくる中国マフィア、日本の公安、アメリカＣＩＡ
いったい自分は誰なのか。
何故狙われるのか
味方は誰？

よくあるタイプの話ではあるけれど
サクサクとテンポよい文章でスカーーっと読めました

2010/08/21

記憶喪失した主人公。
それを取り巻くマフィヤや得体の知れないヤクザに警察。自分が誰だか分からないまま、味方も敵も信じられない生死をかけた駆け引き。
この分からない状況が、読んでいる自分にも分からず一気に読み終わりました。
最後に胸がすーっとしました。

2011/08/01

タイトルと言い、物憂げな表情の女性のジャケットと言い、まさか　これがハードボイルドとは思わないしな。記憶をなくした男が自分を助けてくれたらしい女と共に真実を求めて戦う。どうやら国家的犯罪に関わっていたらしい。私は一体誰なんだ、なぜ記憶を失くしたんだ、そしてなぜ追われているんだ…チャイニーズマフィアに公安にCIAに…次々現れるヤツラは　敵か見方か？誰を信じていい？何を信じていい？夢に出てる女性と温かな気持、すがり付いていいのかこの思いに…あぁ久しぶりのハードボイルド。ほんの数日間の出来事とは思えないほどの濃い中身。読み終わると満腹になる。

2009/10/04

横浜中華街で記憶喪失の男が捨てられた。その男を偶々、若い女が拾う。その男には過去が山のようにあって、隠された双子の兄弟がいて、チャイニーズマフィアの父親がいて、たまたま拾ってくれた女も裏を引いていて、とよくもこんなに裏側の後付が考えられものだと感心してしまう。本格的なハードボイルﾄﾞではないけど、文体とどこかに流れる人間にたいする愛情を感じてしまうんです。この作者には甘いんだけど、読んだ後に女性に対する愛情を再認識させてくれるから、僕は好きです。