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告白 源氏物語 の商品レビュー

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2件のお客様レビュー

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2013/04/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1帖ごとに、その帖に関わりのある女性が自由に思いを告白する、という形式の本でした。 54帖分用意するのはかなり無理があったでしょ、というのが率直な感想です。 花宴で朧月夜の告白、なんていうのはストレートだけど、一人1回しか告白出来ないから例えば玉鬘のところなんて大変。 玉鬘→玉鬘の告白にしてしまったものだから、蛍→宰相の君、胡蝶→右近、でも無理があるのに、行幸→女鷹匠、なんていうわけのわからない人のわけのわからない告白になってました。 告白の内容もね・・・原文からの考察の結果の解釈、というよりは作者が自由に書いてるだけな感じで、深みもへったくれもなくつまらなかったです。 ただ、帖ごとに簡単にあらすじが書いてあり、あーこれはこういう内容だったっけ、とうろ覚えのところを読み直せたのはよかったかも。 蓬生が末摘花の話だったなんてぜーんぜん忘れてたよ、とかあったしね。 せっかくだから記憶が危ういとこだけメモしとくことにしました☆(箇条書きにすると、ピンとこない帖が意外と多いことがはっきりして涙・・) 賢木:六条御息所が伊勢行きを決意。桐壷帝が崩御。朧月夜との密会が発覚。 澪標:冷泉帝が即位。明石の君の出産。六条の死去。秋好中宮が養女に。 蓬生:末摘花との再会。 薄雲:藤壷の死去。冷泉帝が出生の秘密を知る。 少女:夕顔と雲居雁の恋。 初音:六条院の完成。 藤袴:玉鬘は冷泉帝への入内が内定したが、黒髭大将、源氏からの求愛に困り果てる。 梅枝:明石姫君の東宮への入内が内定した。 鈴虫:女三宮の開眼供養法会が行われた。

Posted byブクログ

2009/10/04

源氏54帖のすべてを光源氏に関わりのある女性の告白で 綴ってある。 はっきり言って、かなり無理やり。侍従とか乳母とかまで 出てきて語るんだけど、最初のうちはそれなりに楽しめた けど3分の1まで読んで飽きた。 告白の内容もあまりに現代人感覚で、ちっとも面白くない。 だから結局、...

源氏54帖のすべてを光源氏に関わりのある女性の告白で 綴ってある。 はっきり言って、かなり無理やり。侍従とか乳母とかまで 出てきて語るんだけど、最初のうちはそれなりに楽しめた けど3分の1まで読んで飽きた。 告白の内容もあまりに現代人感覚で、ちっとも面白くない。 だから結局、何が言いたいわけ??と聞きたくなるような 告白多発。 せっかく買ったんだし、と思って楽しもうと努力したけど ムリでした。どっかのブログで割と高評価だったから期待 したのに。 嗚呼、残念。  光る君がお好きでない人なんかは、朝顔のこき下ろし告白 とか空蝉の告白などが楽しくていいんじゃないかなー。

Posted byブクログ