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新編 クロノス・ジョウンターの伝説 の商品レビュー

3.9

26件のお客様レビュー

  1. 5つ

    7

  2. 4つ

    9

  3. 3つ

    6

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2024/05/06

 知人から貸していただいての拝読。いわゆるタイムマシンもので、しっかりとSFしているのですが、そちらの設定よりも登場人物たちの恋愛ドラマに重きが置かれているために「恋愛小説」としての印象のほうが強かったです。  それぞれ異なる3人物を主人公に、同じ会社・機械を巡る3つのエピソード...

 知人から貸していただいての拝読。いわゆるタイムマシンもので、しっかりとSFしているのですが、そちらの設定よりも登場人物たちの恋愛ドラマに重きが置かれているために「恋愛小説」としての印象のほうが強かったです。  それぞれ異なる3人物を主人公に、同じ会社・機械を巡る3つのエピソードから成っているのですが、いずれも一途な想いで時を超えていく、純粋でまっすぐなストーリー。みんなちょっとあっさり恋に落ちすぎな気がしなくもないですが、まぁ、そこをツッコむのは野暮というものですね(笑)  SF視点で見れば、「過去へ飛ぶたび、帰るときの時間軸がより遠い未来になってしまう」という設定が目新しい感じ。過去に留まっていられる時間が限られているという設定とも相まって、逼迫感が強くなるのがよかったです。

Posted byブクログ

2017/02/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

タイムトラベルものの細かい話(過去を変えると未来も変わってしまうから云々)は、よく分からないのだけど、なんとなく、この話は無理がないように思いました。 こんな微妙な制限つきというか、欠陥だらけの製品なら、ありなんじゃないかと。 それにしても、この本に出てくる人達は皆やたらと気持ちが強く、激しい。 5000年も未来へ飛ばされると分かっていながら、それでも、たった10分の為に過去へ飛ぶなんて、私には信じられない。 『君のいた時間 ぼくのいく時間』は素直に感動しましたが、ここまでくると怖いです。 しかも、皆ほぼ一目惚れ。そこまで誰かを愛せて羨ましいなんてことより、どこか引いて見てしまいます。

Posted byブクログ

2015/06/01

惚れすぎ&口軽すぎ!と思わないでもないけど、寓話的な物語だと思えば、中々にハートウォーミングなお話しではないか。SF的な舞台装置を使ったラブロマンス、ってことなんだろう。

Posted byブクログ

2014/08/08

高校生の演劇でこの作品を知りました。 ストーリーが入り組んでいて、オチを知っていても何度でも見返せる作品です。 合わせて作中に登場する「たんぽぽ娘」もオススメします。 過去に行った後、必ず未来へ飛ばされる設定が微妙にツボです。 ただ、時間制御装置から離れたものはすぐに未来へ...

高校生の演劇でこの作品を知りました。 ストーリーが入り組んでいて、オチを知っていても何度でも見返せる作品です。 合わせて作中に登場する「たんぽぽ娘」もオススメします。 過去に行った後、必ず未来へ飛ばされる設定が微妙にツボです。 ただ、時間制御装置から離れたものはすぐに未来へ弾かれる設定が、ヒー兄ちゃんへの注射に適用されないのはオチャメかな?

Posted byブクログ

2014/05/02

時空を超える... 三篇からなるタイムトラベルのお話。 一番好きだったのは三篇目。医者になった樹里が子供のころ入院していた病院で知り合ったヒー兄ちゃんと呼ばれ、難病で死んでしまった男の人をクロノス・ジョウンターで助けに行くお話。19年経ってその特効薬ができていた。過去に行ってもと...

時空を超える... 三篇からなるタイムトラベルのお話。 一番好きだったのは三篇目。医者になった樹里が子供のころ入院していた病院で知り合ったヒー兄ちゃんと呼ばれ、難病で死んでしまった男の人をクロノス・ジョウンターで助けに行くお話。19年経ってその特効薬ができていた。過去に行ってもとどまって居られる時間は限られていたのだけど、愛の力がそれをぎりぎりまで引き延ばすことに成功した。彼は生き延び、注射された薬は未来に戻ろうとしたためにヒー兄ちゃんごと未来へとトラベルし、若い姿のまま樹里と出会うことができるというもの。クロノス・ジョウンターの力だけで足りないものを「愛の力」が加わることで成し遂げることができた。 面白かった。

Posted byブクログ

2014/04/29

クロノス・ジョウンターという名の不完全なタイムマシンで時を超えた3人の物語。3本の短編集。 演劇集団キャラメルボックスで舞台化もされていて、そちらを一本観まして、興味を持って手に取りました。 ややライトな読み口ですが、次の展開にドキドキしながらページをめくりました。面白かったで...

クロノス・ジョウンターという名の不完全なタイムマシンで時を超えた3人の物語。3本の短編集。 演劇集団キャラメルボックスで舞台化もされていて、そちらを一本観まして、興味を持って手に取りました。 ややライトな読み口ですが、次の展開にドキドキしながらページをめくりました。面白かったです。

Posted byブクログ

2013/08/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

時間を超える愛の物語。 1本目の切なさはスケールが大きい。スケール頼みにせずもう少し細部を描いてくれればと思う。愛を育み始めてから事件が起きるまでが急すぎてちょっと感情移入しきれない。 2本目は見事なハッピーエンド。これがクロノスジョウンターの使い方の正解のように思える。 3本目はちょっとパターンの違うハッピーエンド。2本目の後に読むとちょっと飽きる。 全体的に感情の描き方が淡泊すぎるかも。

Posted byブクログ

2012/10/15

ありえないんだけど、受け入れやすい。 梶尾さんの「椿時飛び」が好きなんだけど、この物語も予想を裏切らず、ヨカッタ 将来本当に時間移動できたらこんな風に個人的に、よいことだけに使われたらいいんだけど、現実は政治的に、軍事的になっちゃうんだろうな〜

Posted byブクログ

2012/03/19

とにかく面白かった! 不完全なタイムマシン…クロノス・ジョウンター。 発想が良いですね~ 不完全故に人は知恵を絞るんですよね♪

Posted byブクログ

2012/02/12

偶々、外出先で見つけたクロノスジョウンターで3冊目 (ソノラマノベルス、ソノラマ文庫、朝日ソノラマ) 何度読もうが、吹原さんの過程や結果が変わるはずもないのに。

Posted byブクログ