男の隠れ家を持ってみた の商品レビュー
最初はおもしろく読んでたんだけど、だんだんイライラしてきた。 最後まで一気に読めはしたから文は読みやすくていいんだけど、 新しい町で一人暮らしをして、北尾トロとしての自分をリセットしたかったと いうが、そのわりにぜんぜん自分から行動してない。 全部周りに「…してくれればよかったの...
最初はおもしろく読んでたんだけど、だんだんイライラしてきた。 最後まで一気に読めはしたから文は読みやすくていいんだけど、 新しい町で一人暮らしをして、北尾トロとしての自分をリセットしたかったと いうが、そのわりにぜんぜん自分から行動してない。 全部周りに「…してくれればよかったのに」。話しかけてもらっても 自分の好みの話題じゃないとさっさと逃げるし。 つまらんおっさんだなあ、というのが感想。そんなつまらん日常を 読めるものに書いてるんだから、文才はあると思うけどね。 あとこの隠れ家とやらが、たぶん私の住んでるところに近くて親近感はあったかも。
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これはねぇ〜、ある意味では所帯持ち男のロマンってやつかもしれないなあ。 家族に囲まれて幸せを感じるものの、たまには自分ひとりの気ままな生活にあこがれたりもする。 収入も自分がすべてコントロールでき、見知らぬ飲み屋で友達つくってみたり。 片道の通勤に2時間、往復で4時間かけている...
これはねぇ〜、ある意味では所帯持ち男のロマンってやつかもしれないなあ。 家族に囲まれて幸せを感じるものの、たまには自分ひとりの気ままな生活にあこがれたりもする。 収入も自分がすべてコントロールでき、見知らぬ飲み屋で友達つくってみたり。 片道の通勤に2時間、往復で4時間かけている現在。 睡眠時間を除いてみれば、一日の大部分を「通勤」にだけ費やしていることだ。 これは考えてみれば、ひじょうにもったいないこと。 会社の近くに安く隠れ家でもあって、そこで週の何日かを過ごしてみれば違った人生があるのかもしれない・・。
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ネタバレしてしまうと、ドラマはあまり無い。だからこの本がそれほど評価を得ないのもわかってる。でも事件が起きないからこそ、起きない理由について内省する姿が描かれていて、これは筆者が考えてなかった隙だと思う。この隙に生きるヒント、もしくはヒントに繋がるヒントがかなり多く含まれているよ...
ネタバレしてしまうと、ドラマはあまり無い。だからこの本がそれほど評価を得ないのもわかってる。でも事件が起きないからこそ、起きない理由について内省する姿が描かれていて、これは筆者が考えてなかった隙だと思う。この隙に生きるヒント、もしくはヒントに繋がるヒントがかなり多く含まれているように私は感じてます。名作と言われる自己啓発本よりもずっと多くを感じ入ったのですが、それを他人に強要するのは憚られるかな。
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特に目的も無く6畳間風呂なしのアパートを東京の下町に『隠れ家』として借りる話。 これといって特別な事があるわけではなく、作者がただ淡々と極めて私的な筆者自身の家庭事情や近所の住民との会話などの日常を語るのみだが、味わい深い読み物に仕上がっている。 サクッっと読める。
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まったく新しい土地に、これまでの背景を持たず住むことになったら どうやってコミュニティを作っていくのかという実験 秘密基地ぽくて 面白かった。 通勤程度で読める文庫本。
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単に自宅・家庭と別に、 一部屋隠れ家を借りただけの話だが、 全く新しい人間同士の繋がりを試行錯誤する様子が なかなか興味深いのである。 すべからく都会の孤独は今後ますます深くなると思うが、 隣人、大家、地域との向き合い方など(具体的にはスナック!) 何かしらのヒントになりえるエ...
単に自宅・家庭と別に、 一部屋隠れ家を借りただけの話だが、 全く新しい人間同士の繋がりを試行錯誤する様子が なかなか興味深いのである。 すべからく都会の孤独は今後ますます深くなると思うが、 隣人、大家、地域との向き合い方など(具体的にはスナック!) 何かしらのヒントになりえるエピソードでした。
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