トム・ウェイツ 素面の、酔いどれ天使 の商品レビュー

パトリックハンフリーズ【著】,金原瑞人【訳】

2009/10/04

「21歳のとき、やっと旅に出られたんだ。最高だったよ。家から遠く離れて、夜のアメリカを飛ばした。どうかしてたんだろう。無謀にもほどがある。」
1949年生まれの、アメリカが誇る孤高のブルース・シンガー。『オン・ザ・ロード』のジャック・ケルアックは、この人にも大きな影響を与えている。トム・ウェイツは悲しみと憤りを湛えながら、今もしゃがれ声で歌い続ける。彼の曲を１度も聴かずに死ぬ人生なんて、もったいな過ぎると思う。