ぼくと「ジョージ」 ドラゴンをさがせ の商品レビュー
何を画いてもドラゴンになってしまう少年、アンディーを巡る、E.L.カニグズバーグの作品です。相棒の主婦エディーは、ドラゴンは生きていくうえで必要なものだといいます。必要でない人ももちろんいますが、私の場合、マラソンがドラゴンです。子供読書週間だからというわけでもないのですが、最近...
何を画いてもドラゴンになってしまう少年、アンディーを巡る、E.L.カニグズバーグの作品です。相棒の主婦エディーは、ドラゴンは生きていくうえで必要なものだといいます。必要でない人ももちろんいますが、私の場合、マラソンがドラゴンです。子供読書週間だからというわけでもないのですが、最近子供向けの本を少し読みました。同じ作品集の『ぼくと<ジョージ>』や、エーリヒ・ケストナーの『エーミールと探偵たち』、フィリパ・ピアスの『トムは真夜中の庭で』、『まぼろしの小さい犬』とかです。古い訳が多いので、少し読みにくいのが難点です。
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自分の中に、誰かがいると思ったことはありませんか?二重人格とまではいかなくても「優等生な自分」「怠け者の自分」たてまえと本音のように、心の中で住み分けてる。ときどき、そう感じることがあります。「僕」と「ジョージ」もそういう関係です。なのに周囲は、「僕」が二重人格であるかのように、...
自分の中に、誰かがいると思ったことはありませんか?二重人格とまではいかなくても「優等生な自分」「怠け者の自分」たてまえと本音のように、心の中で住み分けてる。ときどき、そう感じることがあります。「僕」と「ジョージ」もそういう関係です。なのに周囲は、「僕」が二重人格であるかのように、怯えるときがありました。理不尽だ、と思うのは「僕」だけではないでしょう。「僕」は成績が優秀であることでアウトサイダーになりつつも「ジョージ」の存在で、踏みとどまります。結局、自分を理解し、救えるのは自分だけなのかも知れません。
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