藤沢周平と江戸を歩く の商品レビュー
周平さんの江戸を舞台にした二十四作品を取り上げ、要旨を説くとともに舞台となった場所を訪れる趣向である。ファンにはたまらない一冊。 著者の高橋さんは藤沢さんを絶賛している。きっと惚れ込んでいるのだろう。 この本の良さは、藤沢作品に登場する江戸の彼方此方を、現在歩いたらこんな感...
周平さんの江戸を舞台にした二十四作品を取り上げ、要旨を説くとともに舞台となった場所を訪れる趣向である。ファンにはたまらない一冊。 著者の高橋さんは藤沢さんを絶賛している。きっと惚れ込んでいるのだろう。 この本の良さは、藤沢作品に登場する江戸の彼方此方を、現在歩いたらこんな感じになる、というのを実現している。東京近辺の読者にとっては、かなりお値打ちの一冊であり、これを持ち歩いて、作品を身近に感じることが可能である。地方に住む私にとっては少々悔しい気持ちも入り混じりながら読み終えた。
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