北村薫の創作表現講義 の商品レビュー
授業で書かせたりもするので、創作系の指南書も読むようにしている。 この本は北村薫の早稲田大学における講義録。書きたくなるというよりは読みたくなる本。歌人の天野慶とか新潮社や講談社の編集者とか、ゲストが豪華なのがいい。学生がちょっとうらやましい。あと、北村薫ってすごく真面目でいい人...
授業で書かせたりもするので、創作系の指南書も読むようにしている。 この本は北村薫の早稲田大学における講義録。書きたくなるというよりは読みたくなる本。歌人の天野慶とか新潮社や講談社の編集者とか、ゲストが豪華なのがいい。学生がちょっとうらやましい。あと、北村薫ってすごく真面目でいい人なんだなーというのが分かる。
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小説家北村薫氏が早稲田大学で行った講義をまとめたもの。 小説家、歌人、編集者、ナレーターと、創作に関わる人々の普段は知ることはできない舞台裏を垣間見ることができる。 創作とは、書くことのみにあらず、読むという行為もまた創作であり、表現である。些細な日常の中でも、ものを見る目、想像...
小説家北村薫氏が早稲田大学で行った講義をまとめたもの。 小説家、歌人、編集者、ナレーターと、創作に関わる人々の普段は知ることはできない舞台裏を垣間見ることができる。 創作とは、書くことのみにあらず、読むという行為もまた創作であり、表現である。些細な日常の中でも、ものを見る目、想像し創造する力を養いたいと思った。 氏の博覧ぶりにより講義の中で古今東西の名著、名作家の紹介がされていたので、読みたい本がまた増えた。もっと古典や文学雑誌を読んでみたくなった。
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―――ああ、神様、わたしはこんなに音楽を愛しているのです。それなのに、どうして音楽は僕に微笑んでくれないのですか。 これは、小説が好きだったら小説、野球だったら野球、その他、色々なものにいい換えられますね。愛しているのに微笑んでもらえない。そういうことは、ごく普通にあることで...
―――ああ、神様、わたしはこんなに音楽を愛しているのです。それなのに、どうして音楽は僕に微笑んでくれないのですか。 これは、小説が好きだったら小説、野球だったら野球、その他、色々なものにいい換えられますね。愛しているのに微笑んでもらえない。そういうことは、ごく普通にあることです。誰もが抱える苦しみです。 (P.308)
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ひとがた流しのあとがきを見て、文庫じゃないけれど買ってしまいました。作家北村薫さんとゲストの方の考え方が見られるよい本だと思います。理系にはこんな授業なかった・・・
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氏の大学での講義録をまとめた本。博識ぶりはやはり凄い!そして小さなところでも発見、見逃さない感性がああいった作品を創るのか、としみじみ。こんな講義受けてみたかった。20081107
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8/28 おもしろかったです。視点のブレは素人には難しいとか、客観的に見られての部分も多々。描き方よりも何を伝えたいかがあるかが重要なんだなあというのは変わらず。
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早稲田大学での北村氏の講義をまとめた本。いろんな本や作家が登場し、それについての注釈もしっかりしているので、ブックガイド、作家ガイドとしても読めます。文だけではなく創作一般に興味のある人、あるいは積極的に本を読む人にお勧めします。
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