動く人工島 の商品レビュー
巨大な人工島がスクリューで動いて太平洋上を航海するんですよ! スケール大きな想像力です。 調べてみると人工島というのは現在も実現しているようですね。 地球温暖化で海水面が上昇した暁には人類は人工島で住むことになるのかもしれません。 まあともかくこのスタンダード島は色々な...
巨大な人工島がスクリューで動いて太平洋上を航海するんですよ! スケール大きな想像力です。 調べてみると人工島というのは現在も実現しているようですね。 地球温暖化で海水面が上昇した暁には人類は人工島で住むことになるのかもしれません。 まあともかくこのスタンダード島は色々な施設や人工の自然が詰め込まれていてなかなか面白い創造物です。 詳しい地図を見たいですね。 さらに、映像化したのを見てみたい。 CGで作成してグーグルアースみたいに見られないでしょうか。 「文豪ストレイドッグス 55Minutes」でスタンダード島が舞台になっているようです。 確かにスタンダード島は物語の魅力的な舞台ですね。 創元SF文庫表紙の紹介文で書かれているように、この物語はヴェルヌの生涯に渡るテーマが集約された傑作です。 https://sfklubo.net/screw-island/ http://sfkid.seesaa.net/article/474386659.html
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科学技術(19世紀終わり頃の)を集めて造られた世界が最終的に崩壊していく、というストーリーは、いくつかのヴェルヌ作品に共通している。同種の他の作品の中で、あえて本作に注目すべきという点はあまりなかった。
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読んでても盛り上がらず。あんまり世界旅行が盛んでなかったころはこういう小説はすごく興味を引いたんだろうねぇ。ひょっとしてあんなに面白かった「海底2万マイル」「地底旅行」も今読んだら・・・。
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ほんとにもう、ヴェルヌの冒険譚は読み進めるうちに鮮やかな光景が眼前に浮かんで、 大海原や亜熱帯の植物や火山や独特の機械装備が実にいきいきと飛び出してきてくれる。 「一緒に冒険している気分」をこんなにしっかり味あわせてくれる作品はなかなか稀だ。 日付や地図が掲載されているところもド...
ほんとにもう、ヴェルヌの冒険譚は読み進めるうちに鮮やかな光景が眼前に浮かんで、 大海原や亜熱帯の植物や火山や独特の機械装備が実にいきいきと飛び出してきてくれる。 「一緒に冒険している気分」をこんなにしっかり味あわせてくれる作品はなかなか稀だ。 日付や地図が掲載されているところもドキドキ感を高めてくれるポイント。 「3日間でこの島からこっちの海溝まで進んだのだな、ふむふむ。」なんて、 推測を働かせて楽しむことができる。 今回の「動く人工島」は、当初勝手にラピュタみたいな存在をイメージしていた。 だから、海に浮かぶ一つの大きな島で、スクリューで進む、 と分かった時には正直「えーそれだけぇ??」と落胆してしまったのだけど、 逆に、飛んだり消えたりしないからこそリアリティがあって面白かった。 しっかし、ヴェルヌがこの作品を書いた当時に、 こんなに近未来に酷似した内容が彼の中にイメージとしてあったっていうのは 実はすごいことなんじゃないかと思う。 ニュースが新聞ではなく電信機器を使って各家庭に配信されるなんてくだりは、 まさに今のネット社会そのものだもんなぁ。 夢と不思議と浪漫と科学がぜーんぶ詰まった、 夏休みのびっくり箱みたいなお気に入りの作品。
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